心電図検査について
心臓の機能を調べる際に重要な心電図検査をします。
不整脈、心筋梗塞、心筋虚血、狭心症、心臓肥大などの
心臓に関わる病気に疑いがある場合に行われます。
つまり、心臓の動きを見る際に欠かせない検査です。
そして心電図検査の結果は、心電計に記録されています。
機器に記録した過去10分間の波形からデータ解析が可能です。
特に通信機能が搭載されているので、機器からパソコンへデータ送信もできます。
ちなみにホルダー心電図検査の場合は、約45g(グラムです)の携帯対応機器が多いです。
目次
心電図検査について
心電図検査は、心臓の電気的な活動を記録して、心臓の動きや状態を調べる検査です。
心臓が規則正しく動いている事や心筋に異常がある事などを調査ができます。
主に検査は、手首・足首・胸に電極を装着して行われます。
通常の場合は、数分程度で終了します。
安静にした状態で体に10個の電極を取り付けて、波形を記録します。
心臓の筋肉が動く時に生じるごく僅かな電気を捉えて、波形をグラフ化する心電図検査は、
心臓の動きが乱れる事でグラフの波形も乱れます。
つまり、異常な状態が分かりやすいです。
そして両手首と両足首に電極装置を取り付けて、胸に6個の丸い小さな電極を取り付けます。
計12パターンの波形を記録する事ができる12誘導心電図検査は、
検査時間が数十秒程度〜1分程度です。
しかし、短時間で日中に引き起こる不整脈の異常性を調べる事が難しいです。
●不整脈は、心臓の脈拍のリズムが不規則になったり、速すぎたり、遅すぎたりする状態です。
最近は、24時間装着して記録できる携帯式のホルダー心電図が利用されています。
胸に電極を貼り付けて、患者さんの日常生活を送りやすい仕組みです。
そして狭心症は、一定の運動による負担がかかった際に引き起こりやすいです。
つまり、心臓の動きに異常が生じる病気です。
通常の心電図で異常が確認できないので、電極を貼ってランニングマシン風に
歩く事で心電図や血圧を測定するトレッドミル法も普及しています。
●狭心症は、臓に酸素や栄養を送る冠動脈が狭くなる事によって、
心臓の筋肉(心筋です)に十分な血液が供給されなくなる病気です。
●トレッドミル法は、ベルトコンベア上を歩行や走行する事で心臓に負荷をかけて、
心電図や血圧の変化を観察する検査方法です。
主に負荷がかかった時の心臓の動きに注目します。
自転車を漕ぐ風に運動しながら検査するエルゴメーター法、
高さ約23cm(センチメートルです)程度の階段を
一定のリズムで上り下りした後に調査するマスター2階段法もあります。
●エルゴメーター法は、転車エルゴメーター装置を活用して、
運動中の心電図の変化を観察する検査方法です。
●マスター2階段法は、運動負荷心電図検査の1種です。
階段の昇降運動によって心臓に負荷をかけて、心電図の変化を記録する事によって、
狭心症や不整脈などの心疾患を診断する検査です。
仰向け状態で自転車のペダルを漕ぐ運動を行いながら、
心電図・血圧・心臓のエコー検査をする運動負荷心エコー検査も実施されています。
つまり、心臓の動きや血流も調べる事ができます。
さらに運動の代わりに、薬剤を使用した拍数や
血圧を下げて検査をするドブタミン負荷もあります。
●運動負荷心エコー検査は、心臓に運動の負荷をかけながら心臓の状態を調べる検査です。
●ドブタミン負荷は、心臓の収縮力を高める薬剤であるドブタミンを投与する事で
心臓に負荷をかけて、心臓の機能を評価する検査です。
心電図検査の波形について
心臓全体の動きを比較的簡便に調べられます。
病気の早期発見になりやすいです。
①P波
大きな特徴は、心房の興奮です。
P波の異常は、心房の肥大や不整脈などを示唆する可能性があります。
②QRS波
左右両心室筋の興奮を表す時間です。
大きな特徴は、心室の興奮です。
QRS波の幅や高さは、心室の興奮伝導や肥大程度を反映します。
③ST波
QRS波の終わり〜T波の始まりまでの時間です。
つまり、心筋の異常性を読み取ります。
④T波
心房から心室への電極が伝わる時間です。
大きな特徴は、心室の興奮が落ち着く時間です。
T波の異常は、心筋の虚血や梗塞などを示唆する可能性があります。
⑤U波
T波に続いて、小さな波が見られる事がある時間です。
⑥PQ波
心房から心室への電極が伝わる時間です。
P波の始まり〜Q波の始まりまでの時間です。
つまり、心房の興奮の始まりから房室接合部を通って、心室筋の興奮が始まるまでの時間です。
⑦QT波
Q波の始まり〜T波の終わりまでの時間です。
つまり、心室興奮の始まりから興奮が消退するまでの時間です。
