一括購入とリースについて

ファックスやコピー機などの金額が高い備品は、

購入せずにリースとして利用する企業が多いです。

そして自動車は、本体の購入費用だけではなく、様々な費用が発生します。

具体例は、ガソリン代、高速駐車場代、自動車保険料、自動車重量税、

自動車税、修理費、車検費用などです。

ちなみに購入費は、カーナビ、エアコン、カーステレオ、

カーキャリアなどの付属品も含まれます。

車両運搬具として勘定科目で減価償却の対象です。

目次

一括購入について

一括購入は、まとまった費用を使用する事です。

大きな特徴は、契約期間に縛られない事です。

しかし、費用が高額になる事が多いので資金繰りが厳しくなる事があります。

つまり、初期費用が高いです。

将来的に中古品として買い取りができます。

リースの場合は、基本的に契約期間終了後は買い取りができません。

古くなった物品は中古品として買取できる場合があります。

 

所有権を持つ事ができるので譲渡や売却ができます。

リースやローンなどに比べて手続きが少ないです。

金利手数料を支払う必要がないです。

さらに自動車は、ローンで購入した場合の金利手数料が必要経費にできます。

リースについて

リースは、リース会社が顧客に代わって物品を購入して顧客が借り受けて使用する契約です。

大きな特徴は、まとまったお金がなくても高額な備品などが揃える事ができます。

しかし、金利や手数料相当額がリース料に含まれるので一括購入よりも割高です。

税務上認められている一定のリース期間の場合は、

月々に支払うリース料金は全額経費として処理できます。

 

リース契約は、基本的に途中解約ができないです。

ファイナンス契約(金融取引です)に繋がるからです。

解約する際は、解約金や物品の返却などができます。

原則として売買と同じ扱いになるので、購入と同様に減価償却の対象になります。

つまり、リース期間を減価償却期間として定額法で償却します。

中小企業や個人事業は、賃貸借の扱いで処理できます。

接待交際費について

名称 メリット デメリット
一括購入 リースに比べて支払総額が割安です。
所有権があるので、利用用途が幅広いです。
購入後の物品は、中古品として買取ができます。
償却資産が増えると、事務手続きが増えます。
課税標準額が150万円以上の償却資産は、固定資産税が発生します。
一括購入による分割払いの場合は、手数料が発生するのでリースと同様に検討できます。
リース 新品の状態で活用できます。
ランニングコストが把握できます(キャッシュフローを改善できます)。
固定資産税が発生しません(リース料に含まれている場合もあります)。
減価償却や保険契約などの償却資産保有の事務が不要です。
一括購入に比べて支払総額が割高です(リース期間満了までです)。
一般的に途中解約ができません。
所有権は、リース側にあります(リース側に対して管理責任による残りのリース料の支払い義務があります)。

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