瞬きについて
人間の瞬きは、1分間に約20回程度しています。
一般的にまばたきは、眼球を潤してホコリや微生物から目を守る役割があります。
しかし、目を乾燥から守る事は1分間に3回程度で十分です。
瞬き1回当たり0.002mℓ(ミリリットルです)程度の涙で目の潤いが常に保たれるからです。
そして動物の瞬きは、スーダンザルが1分当たり約42.9回程度、馬が1分当たり約26.1回程度、
牛が1分当たり約22.2回程度、象が1分当たり約14.6回程度、犬が1分当たり約2.2回程度、
ライオンが1分当たり約0.8回程度、マングースがほとんどしないです。
目次
瞬きについて
瞬きは、動物の目のまぶたの開閉運動の事です。
①反射性瞬き
光、音、風などの刺激をきっかけに引き起こる現象です。
②随意性瞬き
意図的に瞼を閉じる現状です。
③自発性瞬き
特に要因がなく生じる現象です。
瞬きの役割について
瞬きの瞬間は、集中力を発揮する時に働く領域の血流が減少します。
しかし、他人の思い推測する際に働く領域の血流が増加します。
つまり、瞬きは脳内をリセットする機能があります。
結果的に次の動きに備える役目がある事です。
そして瞬きは、コミュニケーションを円滑にする事があります。
向かい合った相手やテレビドラマの登場人物などが話しながら瞬きした後は、
聞き手の瞬きの頻度が増加しています。
つまり、瞬きを通じて話の切れ目を無意識に共有しています。
相互理解や共感性を高めている事に繋がります。
実際に対面する話し手と聞き手は、次第に瞬きのタイミングが合うようになっていきます。
瞬きが揃う事は、話の間を共有している事です。
しかし、瞬きが多い場合は、相手に親しみにくさや
不信感などのマイナスの印象を与える可能性もあります。
逆に瞬きが少ない時は、信頼感が増しやすいです。
さらに瞬きの回数が少なすぎると、親しみにくい印象を与えてしまう事に繋がります。
つまり、最も好印象なタイミングは1分間当たり12回程度です。
具体例は、1980年以降のアメリカ大統領選挙の討論会です。
アメリカ大統領候補者の瞬きする頻度が関係しています。
特に10回のうち8回、瞬きの回数が少ない候補者が勝利しています。
瞬きと目の保護について
涙が多く出るのに眼が乾く場合は、涙の質が低下しています。
基本的に涙は、3層から構成されています(油層、水層、ムチン層です)。
ちなみに、薄い膜で形成しています(7/1000mm程度です)。
①油層
目の表面に膜を形成して涙の蒸発を防ぎ役割があります。
1番外側にある層です。
②水層
角膜や結膜などに栄養分を送る役割があります。
中間部分の層です。
アミノ酸、ブドウ糖、感染を防ぐリゾチームが含まれています。
●リゾチームは、細菌の細胞壁を構成する糖質加水分解酵素ファミリー22に
分類されている酵素です(タンパク質です)。
細菌に対して溶菌作用があります。
③ムチン層
目の表面に涙を保つ役割があります。
目に1番近い層です。
④角膜
目の表面部位です。