ブラックホールについて

とてもつもなく重く、あまりにも強い重力があるブラックホールは、

近くにあるモノを強く引きつけます。

そして、光さえも外へ出て来られない天体です。

質量の大きな恒星は、最終的に爆発して一生を終えます。

さらに重い星は、重力が強いので常に内側へ潰れようとする力が働いています。

ちなみに恒星は、自ら光を出している天体です。

目次

ブラックホールについて

ブラックホールは、大きな恒星が燃えつきて収縮してできた見えない天体です。

別名は、黒い穴です。

極めて高密度で強い重力の為に物質だけでなく光さえ脱出することができない天体です。

つまり、とてもつなく強い重力で時空が歪んだ天体です。

時空間自体が歪んでいるので、光さえも外に出られないです。

 

質量の大きな恒星は、内部で原子核反応などを起こして外への力を生じさせる事で、

自らの大きさを保っています。

しかし、原子核反応が進みすぎると、燃料がなくなります。

その後、潰れていきながら支えようとします。

最終的に星の表面が一瞬で落ちて中心で跳ね返って爆発します。

太陽よりも約25倍以上も質量の大きな恒星が爆発する事で、

その後に残される星のかけらの重力が強すぎてブラックホールになります。

つまり、爆発後に取り残された天体です。

ブラックホールと相対性理論の歴史について

現在、光さえものみ込んでしまうブラックホールは直接見る事ができません。

そもそもブラックホールの概念は、理論から生み出されました。

最初は予言から始まって、導き出したモノは相対性理論でした。

ちなみに相対性理論は、空間や時間は観測者によって異なって見える事です(相対的です)。

一般相対性理論は、理論物理学者として活動していたAlbert Einstein

(アルベルト・アインシュタインです)さんが1915年〜1916年に考案した理論です。

特殊相対性理論を一般化したモノです。

 

天文物理学者として活動していたKarl Schwarzschild

(カール・シュヴァルツシルトです)さんが、

一般相対性理論の核である物質があると時空はどのように曲がるかを示した

方程式『アインシュタイン方程式』を利用してブラックホールができる可能性を計算しました。

元々、一般相対性理論を発表する前、ブラックホールの概念を指摘する科学者はいました。

例えば、モノを上に投げる事で地球の重力で戻ってきます。

地球の重力を振り切って外へ出そうとした場合は、

秒速11.2km(キロメートルです)以上の速さで投げなければいけません。

 

地球よりも小さく、重たい天体の場合は、より重力が強いので速度を上げる必要があります。

つまり、重力を振り切る事ができないです。

光はとてつもない速さですが、速度自体が有限です。

天体を小さく重たくすると、光が出てこられない天体が存在する事になります。

しかし、当時は光の正体が明確になっていませんでした。

重力が十分に強い天体が存在しても、出てこられないと考えられていました。

一般相対性理論とブラックホールについて

一般相対性理論は、ブラックホールの正体を時空の歪みとしました。

空間と時間が極限まで歪んでしまうので、ブラックホールの表面の時間が遅くなります。

さらに外から見ると、時間が止まっているかのように見えます。

つまり、ブラックホールの中から外へ出られるような時間軸は存在しなくなってしまいます。

1度入ったモノは、2度と出てこられないです。

時空間自体が歪んでいるので、光さえも外に出られないです。。

時空間自体が曲がっていると、真っ直ぐに進んでも

ブラックホールの中に落ちてしまうからです。

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