原子と分子について

世の中に溢れているモノは、原子でできています。

熱によって皮膚や粘膜が損傷を受けて病気(火傷です)に繋がります。

つまり、人間の体で耐えられる温度は限界があるからです。

そして、世の中に存在している原子と分子は絶えず働いています。

温度が高くなると動きが激しくなって、温度が低くなると動きが弱まります。

ちなみに温度は、分子の働きの激しさを表しています(原子の振動です)。

目次

人間の体の構成について

人間の体は、複数の原子が集まって分子を形成して構成されています。

複数の原子が複雑に絡み合って複雑な分子を作って働いています。

そして原子は、元素の最小単位です(物質を細かくしてこれ以上細かくできない物質です)。

1cm(センチメートルです)の1/1億です。

正の電荷を帯びた原子核と負の電荷を帯びた電子から構成されています。

さらに分子は、2つ以上の原子が集まった電荷的に中性な物質です。

火傷と凍傷について

人間の体の構成は、タンパク質の分子が自由に動き合います。

しかし、一定の温度が必要です。

 

①火傷は、常に動いている分子が温度の高いモノに触れる事で、

エネルギーによる分子の振動が激しくなります。

分子の振動が激しくなって絶えきれなくなると、細胞が破壊されて火傷が発生します。

 

②凍傷は、温度が低くなる事で分子の振動が少なくなっていきます。

温度が低くなると、動きが止まってしまいます。

細胞が破壊されて組織が凍死して凍傷が発生します。

原子と分子の歴史について

ギリシャ時代、原子説が科学者や物理学者の間で話題になりました。

そして原子説は、これ以上分ける事ができない小さな粒を集めて物質ができる説です。

しかし、あまりにも小さい原子は、直接肉眼で見る事ができなかったからです。

つまり、当時は原子の存在が空想的な考察でした。

 

化学反応式(原子と分子の数が整数比で表現できます)の確立で

原子の存在感が再度浮上しました。

さらに、反応前後も原子の数が一致します。

つまり、原子と分子は単位があると仮定すると、化学反応を説明しやすいです。

しかし、当時は明らかな証拠がないので照明できませんでした。

 

19世紀、植物学者として活動していたRobert Brown

(ロバート・ブラウンです)さんによって、花粉を水に浮かべて顕微鏡で観察をしました。

花粉から出た微粒子が移動していて

ランダムな動きをしている事を発見しました(ブラウン運動です)。

そして、生命現象の1つとして認識されていましたが、

生命と関係がない金属の粉末を水に浮かべた際に同様な現象が起きました。

つまり、微粒子の原料よりも周囲を取り囲む水にブラウン運動がありました。

ちなみに水は、水分子の粒の集まりです。

仮説で考案されていた原子と分子の関係性が進歩しました。

 

ブラウン運動は、1g(グラムです)当たり原子数によって動きの激しさが変わります。

たくさんの原子が密集すると、右左に移動してたくさんぶつかるのであまり動きません。

具体例は、満員電車です(身動きが取れない状態です)。

1g当たり原子数が少ない場合は、右左に移動して動きが激しくなります。

具体例は、がら空き電車です(身動きが取れやすい状態です)。

 

理論物理学者として活動していたAlbert Einstein

(アルベルト・アインシュタインです)さんは、

ブラウン運動の微粒子が動き回る理論を数式で導きました。

1908年、物理学者として活動していたJean Perrin(ジャン・ぺランです)さんが、

実験でブラウン運動を正確に測定して原子の存在を証明しました。

つまり、Albert Einsteinさんの理論が正しい事を確認しました。

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