尋常性痤瘡について

ニキビは、医学的用語で尋常性痤瘡として取り扱っています。

そしてにきびは、元々アクネ菌が原因が多いです。

皮膚は、主に3層構造で形成されています(表皮、真皮、皮下組織です)。

毛穴の中にある真皮にある脂線にアクネ菌が増殖して引き起こりやすいです。

さらに自分で圧出してしまうと、跡が残りやすいです。

皮膚科で治療をした方が良いです。

ちなみに治療は、症状によって異なります。

目次

尋常性痤瘡について

ニキビは、炎症性皮膚疾患の1種です。

別名は、尋常性痤瘡です。

基本的に抗生物質『ミノサイクリン』の内服薬と

漢方薬『クリンダマイシン』の外用薬が一般的です。

女性の場合は、月経(生理です)などで漢方薬『ヨクイニン』も推奨される場合もあります。

 

アクネ菌が増殖する事で、皮脂が出られなくなってしまいます。

その後、細菌を排除する為に免疫細胞が炎症を起こします。

炎症の影響で周囲の組織も傷が付きやすくなっていきます。

つまり、何度も繰り返して深く傷つき跡が残ります。

 

美容外科で利用する場合は、照射時間や波長の長さで

到達する皮膚の深度や反応する色素などが異なっています。

治療前は、医師に相談する必要があります。

レーザー治療について

レーザー機器は、一般的にピンポイントに活用して反応する色ごとに使い分けています。

具体例は半導体レーザー、ロングパネル色素レーザーがあります。

そして色素沈着は、QスイッチYAGレーザー、Qスイッチルビーレーザーなどです。

 

ニキビの浅い瘢痕は、フラクショナルレーザーリサーフェシングがあります。

レーザー光線を使用して皮膚に小さな穴をたくさん開けます。

皮膚を引き締めて瘢痕を目立たなくさせる手術です。

最近は、ダウンタイム(施術を受けてから通常の生活に戻るまでの期間です)が

ほとんどないので治療が受けやすくなってきています。

レーザー光線を照射して0.1mm(ミリメートルです)程度の孔を無数に開けます。

傷が治る力を利用して皮膚を新しく再生する力を活用します。

 

手術費用は、1回5万円程度(YAGレーザー6回30万円程度の1クールです)。

手術時間は、30分程度です。

入院期間は、日帰りです。

 

①当日

術後は、日焼けに似た状態に近いです。

冷やしてから帰宅します。

日焼け止めは不可なので日傘や帽子などを使用して日光を避けます。

肌の冷却と保湿が重要です。

入浴と洗顔が不可です。

 

②翌日以降

赤みが治まるまではシャワー浴をします。

 

③3日程度〜4日程度後

赤みが落ち着いていきます。

赤みが治まっていくと、入浴とメイクができます。

 

④1ヶ月程度後

再度、レーザー照射します。

肌の状態を観察しながら全部で6回程度受けます。

光治療について

光治療は、一般的に広範囲に利用できます。

ピンポイントの部分もできます。

具体例はIPLです(毛穴が開いて気になる人向けです)。

IPLは、Intense Pulsed Light(インテンス・パルス・ライです)の略語です。

そして光治療法は、毛穴の引き締め効果と美白作用が期待できます。

フォトフェイシャル治療に有効です。

ケミカルピーリングについて

ケミカルピーリングは、皮膚を薬剤で腐食して平坦にしていきます。

ニキビの発生が少し治まってから再発防止や肌質の改善に利用される事が多いです。

皮膚の性質は、個人差があるので施術者次第です。

基本的に薬剤を塗って角質を削って、毛穴に詰まった皮脂を取り除きます。

毛穴の詰まりが開通してニキビが起こりにくくなります。

 

手術費用は、1回1万円程度です(ニキビ跡のシミです)。

薬剤は、目的や肌質に応じて変わります。

主にサリチル酸、グリコール酸、乳酸、トリクロル酢酸などです。

 

①当日

刺激があります。

 

②術後

帽子や日傘などで日除けをして帰宅します。

治療部位は、赤みが残っているのでしっかり保湿する事が重要です。

 

③2週間程度後

再び施術をします。

体質や重症度などによって、10回程度で効果が実感できます。

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