5-MeO-DIPTについて

日本で危険ドラッグとして流通確認されたトリプタミン系化合物である

5-methoxy-N,N-diisopropyltryptamine(5-MeO-DIPTです)があります。

2003年、健康被害が発生してから大きな社会問題に発展しました。

そしてトリプタミンは、トリプトファンから脱炭酸した構造がある有機化合物です。

さらにトリプトファンは、アミノ酸の1種です(必須アミノ酸の1つです)。

5-MeO-DIPTについて

5-MeO-DIPTは、幻覚作用がある幻覚剤です。

別名は、ゴメオ、フォクシー、メルシー、5-メトキシ-N,N-ジイソプロピルトリプタミン、

5-methoxy-N,N-diisopropyltryptamineです。

一般的に生体内の神経伝達物質であるセロトニンの構造を基準として設計された薬物です。

脳内のセロトニン神経系は、不安発生と精神活動を調整します。

気分障害に対する治療薬開発の過程でセロトニンの化学構造に着目して合成されました。

 

トリプタミン系化合物は、モノアミノ酸化酵素による

脱アミノ化による不活性化に抵抗性があります(機能を維持して、活動を続ける性質です)。

つまり、経口投与で持続的効果があります。

●モノアミン酸化酵素(MAOです)は、神経伝達物質であるモノアミンを分解する酵素です。

神経伝達物質のバランスを保つ上で重要な役割があります。

●脱アミノ化は、分子からアミノ基(-NH2です)を取り除く化学反応です。

特に生体内は、アミノ酸の分解過程で重要な役割があります。

 

5-メトキシ-N,N-ジイソプロピルトリプタミンは、薬物の中枢作用(感覚効果です)の

類義性を評価する薬物弁別試験でセロトニン受容体作用薬と類似の感覚効果があります。

特にLSDに類似した幻覚作用です。

●LSDは、リゼルグ酸ジエチルアミドの略語です。

つまり、幻覚剤の1種です。

向精神薬で精神科領域で研究が行われています。

 

5-MeO-DIPTは、非常に強力なセロトニン再取り込み阻害作用があります。

シナプス間僚でセロトニン濃度を高めて、セロトニン神経系を活性化する可能性もあります。

そして6mg(ミリグラムです)程度〜10mg程度の経口投与すると、

1時間程度〜1時間30分程度で最大効果になりやすいです。

基本的に6時間程度持続します。

 

白色粉末や液状で流通しているので、強力な幻覚作用、嘔気、散瞳に繋がります。

現在は、麻薬に指定されています。

5-MeO-DIPTが麻薬指定されていますが、類似構造の5-MeO-MIPTや

4-AcO-DIPTなどが登場して流通経路が複雑化しています。

つまり、規制と流通の混合が社会問題です。

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