筋肉痛について
人間の体は、骨格筋、心筋、平滑筋などの3つの筋肉があります。
そして筋肉は、走行する事、飛ぶ事などの諸動作や体を支えて姿勢を維持する役割があります。
さらに筋肉の総重量は、体重の40%(パーセントです)程度〜50%程度を占めます。
体重が60kg(キログラムです)の場合は、25kg程度〜30kg程度が筋肉できます。
目次
筋肉痛について
筋肉痛は、運動に伴って引き起こる筋肉の痛みです。
基本的に筋肉は、収縮や弛緩する事で動いています。
筋肉は、筋繊維(筋細胞です)で構成されています。
そして筋繊維は、さらに細かい筋原繊維から構成されています。
さらに筋原繊維は、たんぱく質から形成した2種類の筋細糸で構成されています。
太い繊維がミオシン、細い繊維がアクチンです。
ちなみに筋細糸は、水が約70%程度とタンパク質が約20%程度を占めています。
筋肉痛は、運送後に引き起こりやすいです。
傷付いた筋繊維を修復する時に起こる痛みです。
普段使用しない筋肉を突然動かしたり、同じ筋肉を使いすぎたりすると、
筋肉が過度に収縮をくり返す事によって生じます。
筋繊維や周囲の結合組織に微細な傷が付きます。
負傷した筋繊維を修復する為に白血球の血液成分が集合します。
炎症が起きて刺激物質(発痛物質です)が生成して、筋肉を包む筋膜を刺激します。
刺激が感覚中枢を介して痛みとして感じる事になります。
刺激物質は、ヒスタミン、プロスタグランジン、ブラジキニン、セロトニンなどです。
筋肉痛は時間の経過によって、少しずつ痛みが始まっていきます。
筋繊維自体は、痛みを感じる神経がないです。
炎症が広がって、痛みを伝達する物質が筋膜に届いてから痛みを感じるからです。
つまり、筋肉痛は時間差が生じて痛みを感じていきます。
筋肉の分類について
①骨格筋
具体例は、上腕二頭筋です。
腕、手足、背骨などの骨格に付いている筋肉です。
筋繊維が束になっていて、自分の意思で動かせる随意筋があります。
②心筋
具体例は、心臓です。
心臓を動かす筋肉です。
筋繊維が結びついた構造になっているので、自分の意思で動かせない不随意筋です。
③平滑筋
具体例は、胃、腸などです。
心臓以外の内臓の外壁として内臓を動かしています。
細長い紡錘形の筋繊維になっています。
自分の意思で動かせない不随意筋です。
筋肉痛の仕組みについて
①激しい運動をすると、筋繊維が損傷を受けて細かい傷が発生します。
②損傷を修復する為に白血球が集まって炎症が起こります。
③痛みを引き起こす刺激物質が生成して、痛みを感じていきます。