【定期テスト対策】消化・消化酵素・ブドウ糖・アミノ酸・脂肪酸・グリセリン・心臓・柔毛・毛細血管・リンパ管・赤血球・白血球・血小板・血しょう・肺胞・組織液【高校入試】
目次
消化と吸収について
人間は、基本的に口→食堂→胃→小腸→大腸→肛門の順に食べ物を消化していきます。
●消化…分子の大きい有機物を吸収しやすい小さな分子に分解する事です。
分子の大きい有機物の具体例はたんぱく質、脂肪、デンプンなどです。
小さい分子の具体例はアミノ酸、脂肪酸、ブドウ糖などです。
●消化酵素…消化液に含まれている消化を促進するたんぱく質の1種です。
大きな特徴は、高温になると働きを失う事です。
人間の体温である約38℃(度です)が適温として機能します。
●吸収…外部のモノを内部に吸い込む事です。
①アミノ酸やブドウ糖は、小腸の柔毛から吸収されて毛細血管に入って、門脈(肝門脈です)を通って肝臓に運ばれます。
②脂肪酸やグリセリンは、柔毛の吸収後に再び脂肪になってリンパ管へ運ばれます。
③水分は、大腸で吸収されます。
●柔毛…小腸内壁の輪状ひだにある突起です。
●毛細血管…動脈と静脈を繋ぐ網目状の血管です。
●リンパ管…リンパ(無色透明な液体です)が流れる管です。
●ブドウ糖…デンプンが消化したモノです。
唾液(アミラーゼです)、膵臓(すい液です)、小腸(腸液です)で消化されます。
●アミノ酸…たんぱく質が消化したモノです。
胃液(ペプシンです)、膵臓、小腸で消化されます。
●脂肪酸…脂肪が消化したモノです。
胆のう(胆汁です)、膵臓で消化されます。
●グリセリン…脂肪が消化した無色透明な液体です。
胆のう、膵臓(リパーゼです)で消化されます。
血液の循環について
人間の血液循環は、全身の毛細血管→大静脈→右心房→右心室→肺動脈→肺胞の毛細血管⇨
肺静脈⇨左心房⇨左心室⇨大動脈⇨全身の毛細血管に戻ります。
ちなみに→は動脈血、⇨は静脈血です。
●心臓…全身に血液を送り出す働きがあります(ポンプです)。
●右心房…心臓の右上にある部屋です。
●右心室…心臓の右下にある部屋です。
●左心房…心臓の左上にある部屋です。
●左心室…心臓の左下にある部屋です。
●赤血球…酸素を運ぶ働きがあります(ヘモグロビンです)。
●白血球…細菌を駆除する働きがあります。
●血小板…血液を固める働きがあります(止血作用です)
●血しょう…栄養分や二酸化炭素などの不要物を運ぶ働きがあります。
●動脈…心臓から押し出される血液の流れる血管です。
●静脈…心臓へ流れ込む血液の流れる血管です。
●大動脈…体の中で最も太い血管です。
●大静脈…体の各部から血液を集めて心臓の右心房へ運ぶ働きがあります。
●肺胞…肺呼吸のガス交換をする気管支の先にあるモノです。
●組織液…細胞の外側にある液体です。
細胞に栄養を供給して、細胞からの排泄物を受け取る働きをします。
基本的に大部分は、リンパ管に入ってリンパ液になります。