【定期テスト対策】気体・酸素・二酸化炭素・水素・アンモニア・窒素・塩素・二酸化硫黄・水上置換法・上方置換法・下方置換法【高校入試】
目次
気体について
気体は、物質の集合状態の1つです。
●酸素…非金属元素です。
大きな特徴は、無色無臭で空気より少し重くて水に溶けにくいです。
モノが燃える手助け(助熱性です)をします。
酸素の中で物質を燃やすと燃えます。
そして作り方は、薄い過酸化水素水(オキシドールです)と二酸化マンガンを加えると発生します。
●二酸化炭素…無機化合物です。
大きな特徴は、無色無臭で空気より重くて(空気の約1.5倍です)水に少し溶けやすいです。
石灰水を白濁させて水溶液が酸性を示します。
BTB液を緑色から黄色に変色して、モノを燃やさない働きがあります。
ブロモチモールブルーは、液体が酸性・中性・アルカリ性を調べる指示薬です。
ちなみに、二酸化炭素が溶けた水を炭酸水です。
そして作り方は、うすい塩酸と炭酸カルシウム(石灰石、大理石などです)を加えると発生します。
●水素…非金属元素です。
大きな特徴は、無色無臭で水に溶けにくいです。
物質の中で最も軽い物質で、火を付けると燃えて水(水蒸気です)を生じます。
水素と酸素が2:1の体積比で混ざった状態で火を付けると爆発します。
そして作り方は、薄い硫酸や塩酸と金属(マグネシウムや亜鉛などです)を加えると発生します。
ちなみに濃い硫酸の場合は、水素が発生しないです。
●アンモニア…無機化合物です。
大きな特徴は、無色刺激臭で空気より軽くて水に溶けやすいです。
BTB液を緑色から青色に変色してアルカリ性を示します。
フェノールフタレイン液を赤色に変色します。
そして作り方は、水酸化カルシウムと塩化アンモニウムを加えると発生します(アンモニア水を加熱しても発生します)。
気体の集め方について
●水上置換法…水に溶けやすい気体を集める方法です。
具体例は酸素、水素などです。
●上方置換法…水に溶けやすく空気より軽い気体を集める方法です。
具体例は、アンモニアなどです。
●下方置換法…水に溶けやすく空気より重い気体を集める方法です。
具体例は、二酸化炭素などです。
主な気体の早見表について
気体 | 窒素 | 塩素 | 二酸化硫黄 |
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主な特徴 | 空気の約80%を占めていて安定的な気体です。 | 毒性の強い気体で殺菌や漂白作用があります。 | 酸性雨の原因で漂白作用があります。 |
色 | 無色です。 | 黄緑色です。 | 無色です。 |
臭い | 無臭です。 | 刺激臭です。 | 無臭です。 |
製法 | 液体空気の分留 | 二酸化マンガンと塩酸 | 硫黄の燃焼 |
水への溶け方 | 溶けにくいです。 | 溶けやすいです。 | 溶けやすいです。 |
空気に対する重さ | 少し軽いです。 | 重いです。 | 重いです。 |