【就活】医薬品【業界研究】
医薬品業界は、グローバルに対応する為に大型買収が多いです。
開発費の高騰によって、人件費や事業売却も増えています。
特に製薬大手会社は、長期収蔵品の収益に支えられてきましたが、
値下げ圧力が強まって外部への売却する動きが活発化しています。
そして長期収蔵品は、特許が切れて後発医薬品が発売されている先発医薬品です。
さらに後発医薬品は、安価な医薬品です(ジェネリックです)。
目次
医薬品について
医薬品産業は、成長率がまずまずです。
国内製薬会社は欧米企業には劣っていますが、高収益企業が多いです。
しかし、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病の大型新薬の特許が相次で切れていきました。
高収益の維持が難しくなってきています。
大手製薬会社は、精神疾患やがんなどの有効な治療薬が少ない分野への投資が続いています。
そして国内製薬市場は、後発薬の普及が進行しています。
日本政府は、2020年秋までに浸透率を80%(パーセントです)以上に高める方針です。
革新的な新薬の薬価を一定期間維持する制度の対象品目が絞られていました。
最近は、買収や外部連携などの有力な新薬候補品を拡充しています。
さらに国内製薬会社は、コスト削減の為に早期退職や
特許切れ医薬品などの事業売却も増えています。
国内の医薬品について
①武田薬品工業は、医薬品第1位大手企業です。
売上高は、2兆972億円です。
営業利益は、2049億円です。
大型買収が目立っています。
②アステラス製薬は、医薬品第3位大手企業です。
売上高は、1兆3063億円です。
営業利益は、2439億円です。
再生医療向け医薬品に特化しています。
③大塚ホールディングスは、医薬品第3位大手企業です。
売上高は、1兆2919億円です。
営業利益は、1083億円です。
がん遺伝子治療薬に参入しました。
④第一三共は、医薬品第4位大手企業です。
売上高は、9297億円です。
営業利益は、837億円です。
抗凝固剤であるエドキサパンが有名です。
⑤エーザイは、医薬品第5位大手企業です。
売上高は、6428億円です。
営業利益は、861億円です。
認知治療薬の開発に参入しました。
⑥中外製薬は、医薬品第6位大手企業です。
売上高は、5797億円です。
営業利益は、1243億円です。
がん向けの新薬候補を拡充しています。
⑦大日本住友製薬は、医薬品第7位大手企業です。
売上高は、4592億円です。
営業利益は、578億円です。
中枢神経向けの医薬品に特化しています。
⑧田辺三菱製薬は、医薬品第8位大手企業です。
売上高は、4247億円です。
営業利益は、503億円です。
抗リウマチ薬に特化しています。
⑨塩野義製薬は、医薬品第9位大手企業です。
売上高は、3637億円です。
営業利益は、1385億円です。
抗生物質に特化しています。
⑨協和キリンは、医薬品第10位大手企業です。
売上高は、3465億円です。
営業利益は、734億円です。
抗体薬に特化しています。
海外の医薬品について
①ファイザー は、医薬品第1位世界大手企業です。
売上高は、4兆5300億円です。
買収が多いです。
②ロシュは、医薬品第2位世界大手企業です。
売上高は、4兆4500億円です。
中外製薬との戦略的提携をしました。
③ノバルティスは、医薬品第3位世界大手企業です。
売上高は、4兆3400億円です。
新型コロナウイルス治療薬の治験をしました。
④ジョンソン・エンド・ジョンソンは、医薬品第4位世界大手企業です。
売上高は、3兆8800億円です。
新型コロナウイルスワクチンの供給強化をしました。
⑤メルクは、医薬品第5位世界大手企業です。
売上高は、3兆7300億円です。
買収が多いです。
⑥サノフィは、医薬品第6位世界大手企業です。
売上高は、3兆5100億円です。
大型買収をしました。
⑦アッヴィは、医薬品第7位世界大手企業です。
売上高は、3兆2000億円です。
がん向け事業の買収をしました。
⑧グラクソ・スミスクラインは、医薬品第8位世界大手企業です。
売上高は、3兆600億円です。
ワクチンに特化しています。
⑨アムジェンは、医薬品第9位世界大手企業です。
売上高は、2兆2500億円です。
がん向けのバイオ医薬品に特化しています。
⑩ギリアド・サイエンシズは、医薬品第10位世界大手企業です。
売上高は、2兆1600億円です。
C型肝炎治療薬に特化しています。