【就活】建設・ゼネコン【業界研究】

2011年03月11日に発生した東日本大震災の復興需要や2021年に開催予定の

オリンピックとパラリンピックの開催によって、首都圏を中心に再開発が進みました。

当時の建設業界は、需要超過の好景気でした。

しかし、人に依存する建設業は、施工できる規模や件数は抱えている人の数で上限があります。

大型再開発に人員を割いている大手建設会社では、

受注による工事に取り掛かれていない繰越工事が目立っています。

ちなみに、作業のロボット化などが期待されている業界です。

目次

建設について

建設産業とゼネコン産業は、成長率が高いです。

総合建設会社が手掛けている工事は、土木や建設に分類されます。

特にバブル崩壊後の建設需要の低迷が大きいです。

1990年〜2000年、経営破綻や金融機関の債権放棄を受ける企業が多かったです。

2020年以降は、大阪万博や統合型リゾート施設(IRです)などの再開発が期待されています。

しかし、人手不足が目立っています。

主な要因は、肉体労働や週休2日制度の不徹底などです(働き方改革で改善見込みがあります)。

 

日本建設業連合会の研究調査データによると、

2018年度の技能労働者数は、約330万人です(2006年から低下傾向です)。

建設の現場で働く技能労働者は、少子高齢化によって300万人を割り込む予定です。

そして日本建設業連合会は、生産体制の維持する為に2025年までに

新規入職者90万人の確保と技術革新による35万人分の省人化を目標として取り組んでいます。

今後は、ICT(情報通信技術です)の活用で効率化を進めています。

 

日建連と国土交通省は、全国の建設作業員を一元的に管理してランク分けする

建設キャリアアップシステムを導入しました。

保有している技能や現場で経験を積んできたデータなどを蓄積します。

つまり、高技能者を見える化して待遇改善に繋がります(離職率を抑える効果です)。

 

2003年、ゼネコン大手企業である三井建設と

ゼネコン大手企業である住友建設が合併しました(三井住友建設が誕生しました)。

2004年、ゼネコン大手企業である青木建設と

ゼネコン大手企業であるあすなろ建設が合併しました(青木あすなろ建設が誕生しました)。

2013年、ゼネコン大手企業であるハザマと

ゼネコン大手企業である安藤建設が合併しました(安藤ハザマが誕生しました)。

2015年、ゼネコン大手企業であるフジタと

ゼネコン大手企業である大和小田急建設が合併しました

(住宅総合大手企業である大和ハウス工業の子会社です)。

2017年、ゼネコン大手企業である熊谷組と

不動産開発大手企業である住友林業が資本業務提携をしました。

国内のゼネコンについて

①大林組は、ゼネコン最大手企業です。

売上高は、2兆396億円です。

営業利益は、1554億円です。

東京スカイツリーで有名です。

関西地方に特化しています。

ちなみに、スーパーゼネコンです。

 

②鹿島は、ゼネコン第2位大手企業です。

売上高は、1兆9742億円です。

営業利益は、1426億円です。

東京駅の丸の内駅舎で有名です。

不動産開発に特化しています。

ちなみに、スーパーゼネコンです。

 

③清水建設は、ゼネコン第3位大手企業です。

売上高は、1兆6649億円です。

営業利益は、14297億円です。

首都圏、環境エネルギー、民間建設などに特化しています。

ちなみに、スーパーゼネコンです。

 

④大成建設は、ゼネコン第4位大手企業です。

売上高は、1兆6508億円です。

営業利益は、1533億円です。

大型土木、戸建て住宅などに特化しています。

ちなみに、スーパーゼネコンです。

 

⑤竹中工務店は、ゼネコン第5位大手企業です。

売上高は、1兆3536億円です。

営業利益は、850億円です。

あべのハルカスで有名です。

高級建築に特化しています。

ちなみに、スーパーゼネコンです。

 

⑥長谷工コーポレーションは、マンション特化ゼネコン大手最企業です。

売上高は、8909億円です。

営業利益は、984億円です。

マンション建築に特化しています。

 

⑦五洋建設は、海洋土木ゼネコン最大手企業です。

売上高は、5419億円です。

営業利益は、292億円です。

海外受注に特化しています。

 

⑧戸田建設は、ゼネコン大手企業です。

売上高は、5104億円です。

営業利益は、345億円です。

公共施設の建築に特化しています。

 

⑨フジタは、ゼネコン大手企業です。

売上高は、5097億円です。

営業利益は、218億円です。

大和ハウス工業の子会社です。

 

⑩前田建設工業は、ゼネコン大手最企業です。

売上高は、4920億円です。

営業利益は、359億円です。

土木、民間建築、環境エネルギーなどに特化しています。

国内のその他のゼネコンについて

①三井住友建設は、ゼネコン大手企業です。

売上高は、4487億円です。

営業利益は、292億円です。

プレキャスト橋に特化しています。

 

②熊谷組は、ゼネコン大手企業です。

売上高は、3890億円です。

営業利益は、264億円です。

大型土木、大型マンションなどに特化しています。

 

③安藤ハザマは、ゼネコン大手企業です。

売上高は、3599億円です。

営業利益は、236億円です。

土木、民間建築などに特化しています。

 

④西松建設は、ゼネコン大手企業です。

売上高は、3493億円です。

営業利益は、249億円です。

ダム、トンネル、土木などに特化しています。

 

⑤東急建設は、ゼネコン大手企業です。

売上高は、3314億円です。

営業利益は、219億円です。

渋谷駅前で有名です。

東急グループ関連、再開発などに特化しています。

ちなみに、東急グループの子会社です。

 

⑥高松コンストラクショングループは、ゼネコン大手企業です。

売上高は、2497億円です。

営業利益は、124億円です。

青木あすなろ建設で有名です。

関西地方に特化しています。

 

⑦鉄建は、ゼネコン大手企業です。

売上高は、1746億円です。

営業利益は、75億円です。

鉄道、道路に特化しています。

鹿島と資本提携をしています。

ちなみに、JR東日本旅客鉄道の子会社です。

 

⑧東亜建設工業は、海洋土木ゼネコン大手企業です。

売上高は、1736億円です。

営業利益は、39億円です。

海外に特化しています。

安藤ハザマと業務提携をしています。

 

⑨東洋建設は、海洋土木ゼネコン大手企業です。

売上高は、1638億円です。

営業利益は、78億円です。

東南アジア、フィリピン、ベトナムなどに特化しています。

 

⑩青木あすなろ建設は、ゼネコン大手企業です。

売上高は、1524億円です。

営業利益は、67億円です。

高松コンストラクショングループの子会社です。

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