【就活】カタログ通販・テレビ通販【業界研究】
インターネット通販の普及によって、通信販売市場の拡大が続いています。
そして、小売業を中心にオムニチャネル戦略が広がっています。
オムニチャネル戦略は、実店舗やネット販売などの多様な販路を組み合わせた戦略です。
今後は、強みを持った独自商品の開拓が急がれています。
さらに、ネット通販の拡大によるテレビ通販が低調に推移しています。
目次
カタログ通販とテレビ通販について
カタログ通販とテレビ通販産業は、成長率がまずまずです。
そして各社は、ネット通販を整備しています。
特に小売通販大手企業は、自社で通販サイトを活用する動きが目立ちます。
しかし、業界の垣根を越えた競争が激化しています。
日本通信販売協会の研究調査データによると、2017年度の通信販売の売上高は、
7兆5500億円です(前年比8.8%増です)。
19年連続で増加しています。
主な要因は、Amazon.com(アマゾン・ドットコムです)や楽天市場などの
インターネット通販が市場を拡大いるからです。
つまり、ネット通販に顧客を奪われてつつあります。
さらに、配送料の値上げなどの影響もあります。
通販の利用頻度の増加によって、宅配業者が配送料金を値上げする傾向があります。
国内のカタログ通販について
①ベルーナは、個人向けカタログ通販最大手企業です。
売上高は、1776億円です。
営業利益は、120億円です。
衣料品に特化しています。
中年女性に人気です。
②フェリシモは、個人向けカタログ通販大手企業です。
売上高は、288億円です。
営業利益は、5億円です。
定期便や雑貨に特化しています。
③ニッセンホールディングスは、個人向け総合カタログ通販大手企業です。
売上高は、455億円です。
営業利益は、-1億円です。
セブン&アイ・ホールディングスの子会社です。
④ディノス・セシールは、個人向けカタログ通販大手企業です。
売上高は、1078億円です。
営業利益は、8億円です。
ディノスとセシールが合併しました。
⑤千趣会は、個人向けカタログ通販大手企業です。
売上高は、1133億円です。
営業利益は、-40億円です。
女性向け衣料品と雑貨に特化しています。
⑥スクロールは、個人向けカタログ通販大手企業です。
売上高は、711億円です。
営業利益は、16億円です。
生活協同組合のカタログ通販に特化しています。
⑦アスクルは、法人向けカタログ通販最大手企業です。
売上高は、3874億円です。
営業利益は、45億円です。
セブン&アイ・ホールディングスと業務提携をしました。
⑧カウネットは、法人向けカタログ通販大手企業です。
売上高は、975億円です。
営業利益は、32億円です。
オフィス用品や文具に特化しています。
コクヨの子会社です。
⑨ミスミグループ本社は、法人向けカタログ通販大手企業です。
売上高は、3319億円です。
営業利益は、318億円です。
自動機や精密機械部品に特化しています。
国内のテレビ通販について
①ジャパネットホールディングスは、テレビ通販最大手企業です。
売上高は、2034億円です。
家電に特化しています。
②ジュピターショップチャンネルは、テレビ通販大手企業です。
売上高は、1593億円です。
営業利益は、248億円です。
ファッションやグルメに特化しています。
ジュピターテレコムが出資しています。
③オークローンマーケティングは、テレビ通販大手企業です。
売上高は、551億円です。
NTTドコモの子会社です。
④QVCジャパンは、テレビ通販大手企業です。
アメリカ合衆国、イギリス、イタリア、フランス、
ドイツ、中華人民共和国で放送しています。
三井物産が出資しています。