【就活】人工知能【業界研究】
日本政府は、2025年までにAI(人工知能です)を活用した人材を
年間25万人育成する目標を掲げました。
そしてAI人材は、企業間で獲得競争が激化していて、
一流の人材を役員レベルの報酬で厚遇する企業も登場しました。
さらに、人工知能スタートアップ企業が巨額な資金調達を重ねています。
対話や自然言語処理、画像認識、ビッグデータ解析などの応用が進行しています。
目次
人工知能について
人工知能産業は、成長率がまずまずです。
そして金融、医療、製造、流通などで導入される機会が増えています。
AIで有名なディープラーイング(深層学習です)は、
ブラックボックス化(密閉機械装置です)しやすいです。
特に国家レベルで日本と欧州連合(EUです)がルール作りを主導しています。
さらに中華人民共和国の研究機関は、中国科学院や清華大学で特許出願数が多いです。
民間企業も指針を策定しています。
IDCジャパンの研究調査データによると、
2018年度の国内AIシステム市場は、500億円を超えています。
特にソフトウェアやサービス分野が急拡大しています。
2023年度の国内AIシステム市場予測は、3500億円を超える見込みです。
ちなみに、2018年よりも約7倍に拡大する予想がされています。
世界知的所有権機関(WIPOです)の研究調査データによると、
2016年度のAI企業別特許出願数は、IBMが8000件を超えています。
ちなみにマイクロソフトは5900件、東芝とサムスン電子は5000件、NECは4000件を超えています。
1956年、アメリカ合衆国のダートマス大学で開催された共同研究会を通じて、
『人工知能』が発表されました。
1964年、アメリカ合衆国のマサチューセッツ工科大学の研究者が、
対話プログラム『イライザ』を開発しました。
1970年、アメリカ合衆国のスタンフォード科大学の研究者が、
患者を診断するエキスパートシステム『マイシン』を開発しました。
その後、世界中でエキスパートシステムの研究が進行していきます。
1990年、自動翻訳などに利用する『統計的自然言語処理』の研究が進みました。
1997年、パソコン世界大手企業であるIBMが、
スーパーコンピューター『ディープブルー』がチェスの世界チャンピオンに勝利しました。
2011年、IBMのAI『ワトソン』が、米国クイズ番組で人間に対して優勝しました。
2012年、世界コンピュータ将棋選手権の優勝ソフトウェア『ボンクラーズ』が、
米長邦雄永世棋聖に勝利しました。
2016年、インターネット世界大手企業であるグーグルが、
囲碁ソフトウェア『アルファ碁』が韓国プロ棋士に勝利しました。
2017年、将棋電王戦で将棋ソフト『Ponanza』が、
プロ棋士として活動している佐藤天彦叡王に勝利しました。
国内の人工知能について
①日立製作所は、人工知能大手企業です。
売上高は、8兆7672億円です。
営業利益は、2兆3703億円です。
AI金融機関向けサービス、セキュリティー、AI医療などに特化しています。
②ソニーは、人工知能大手企業です。
売上高は、8兆6656億円です。
営業利益は、8942億円です。
AIサービス開発に特化しています。
ちなみに、AI人材の年間給与優遇があります。
JPモルガン・チェースの子会社です。
③パナソニックは、人工知能大手企業です。
売上高は、7兆4900億円です。
営業利益は、4114億円です。
AI研究、AI家電、AI自動車などに特化しています
JPモルガン・チェースの子会社です。
④富士通は、人工知能大手企業です。
売上高は、3兆8577億円です。
営業利益は、2114億円です。
AI品質検査、AI対話システム、情報セキュリティーなどに特化しています。
⑤NECは、人工知能大手企業です。
売上高は、3兆952億円です。
営業利益は、1276億円です。
顔認証システム、監視カメラ映像認識、AI創薬などに特化しています。
JPモルガン・チェースの子会社です。
⑥ファナックは、人工知能大手企業です。
売上高は、6355億円です。
営業利益は、1632億円です。
産業ロボット、工作機械などに特化しています
バンク・オブ・ニューヨーク・メロンの子会社です。
⑦ラインは、人工知能大手企業です。
売上高は、2274億円です。
営業利益は、-468億円です。
クローバーシリーズで有名です。
家庭向けAIスピーカー、AI人材などに特化しています。
ネイバーの子会社です。
⑧ヒーローズは、人工知能大手企業です。
HEROZで有名です。
将棋向けAIゲーム、資産運用サービスなどに特化しています。
⑨ムジンは、人工知能大手企業です。
MUJINで有名です。
産業用ロボット、AI制御装置などに特化しています。
ソフトバンクグループと提携しています。
⑩プリファード・ネットワークスは、人工知能大手企業です。
東大発ベンチャー企業で有名です。
自動運転向けAI、AI産業機械、産業用ロボットなどに特化しています。
トヨタ自動車、パナソニックと提携しています。
NTT、日立製作所、ファナックが出資しています。
海外の人工知能について
①IBMは、人工知能世界最大手企業です。
売上高は、7700億円です。
営業利益は、1300億円です。
ワトソンで有名です。
金融、医療、情報システムなどに特化しています。
ソフトバンクグループと人型ロボットサービスで提携しています。
②エヌビディアは、人工知能世界最大手企業です。
売上高は、4700億円です。
営業利益は、1300億円です。
データセンター向けGPU、ゲーム向けGPUなどに特化しています。
IBMと深層学習で提携しています。
ファナックとAI搭載ロボット開発で提携しています。
③アルファベットは、人工知能世界大手企業です。
売上高は、13兆6200億円です。
営業利益は、3兆6500億円です。
AI自動運転、AI対話アプリ、自然言語処理技術などに特化しています。
④アップルは、人工知能世界大手企業です。
売上高は、26兆5500億円です。
営業利益は、5兆9500億円です。
シリで有名です。
対話型AI、AI研究者、AI人材などに特化しています。
⑤フェイスブックは、人工知能世界大手企業です。
売上高は、13兆6200億円です。
営業利益は、3兆6500億円です。
AI研究所、画像認識、自然言語処理などに特化しています。
⑥アマゾン・ドット・コムは、人工知能世界大手企業です。
売上高は、8兆8900億円です。
営業利益は、5243億円です。
アマゾンエコーで有名です。
AIデータ解析、クラウド、家庭向けスピーカーなどに特化しています。
⑦マイクロソフトは、人工知能世界大手企業です。
売上高は、12兆5800億円です。
営業利益は、3兆6800億円です。
スカイプ、アジュールで有名です。
ビデオ通話ソフトウェア、同時通訳、AIクラウドなどに特化しています。
⑧アリババグループは、人工知能関連世界大手企業です(中華人民共和国です)。
売上高は、1550億元です。
営業利益は、136億元です。
阿里巴巴集団で有名です。
仮想商店街、電子決済、オークション、クラウドデータなどに特化しています。
ソフトバンクグループ、鴻海精密工業でロボット事業を共同開発しました。
ソフトバンクグループの子会社です。
⑨テンセントは、人工知能関連世界大手企業です(中華人民共和国です)。
売上高は、1254億元です。
純利益は、323億元です。
騰訊控股有限公司で有名です。
AI対話アプリ、AI医療などに特化しています。
⑩鴻海精密工業は、人工知能関連世界大手企業です(台湾です)。
売上高は、1兆台湾ドルです。
営業利益は、228億台湾ドルです。
鴻海精密工業股份有限公司、フォックスコン・テクノロジー・グループで有名です。
ソフトバンクグループ、アリババグループでロボット事業を共同開発しました。
エヌビディアとAI搭載サーバー開発で提携しています。
AI・ロボットによる代替可能性について
野村総合研究所、オックスフォード大学の研究調査データによると、
特別な知識やスキルが求められにくい職業やデータ分析や
秩序的操作が求められている職業は、AIによる代替可能性が高いです。
20年後は、日本労働人口の49%(パーセントです)程度が就職している職業が代替が可能です。
代替可能性 | 職種 |
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高い | 銀行窓口係、受付係、タクシー運転手、宅配配達員、警備員、一般事務員、 スーパー店員、クリーニング取次店員、路線バス運転士、電車運転士、プログラマー、 ホテル客室係、給食調理人、データ入力係、自動車組立係、メッキ工などです。 |
低い | クリエイター、起業家、経営者、アートディレクター、インテリアデザイナー、 ファッションデザイナー、外科医、歯科医師、俳優、テレビタレント、クラシック演奏家、 評論家、料理研究家、エコノミスト、ツアーコンダクター、小中学校教員、雑誌編集者などです。 |