水の壁の作り方

海を真っ二つに割れる事ができる世界は、ファンタジーです。

つまり、人間が海底を歩く事です。

そして海底洞窟や海底トンネルなどの構造的な問題点がありますが、

人々が海底を歩行して対岸に渡る事も可能性として低くないです。

しかし、磁力を駆使する事で壁を生成する事は可能です。

さらに2008年、埼玉県の国立研究開発法人である

理化学研究所が実際に証明しました(逆モーゼ効果です)。

目次

水の壁について

磁力を活用する事で水の壁を作れます。

 

水は反磁性を持っているので強力な磁場の中に置かれると、

磁場から遠ざかる方向へ水が移動します。

水を半分程度入れた水槽に磁場強度がある超伝導磁石(8T程度〜10T程度です)を

容器の水の中心部に置く事で、水面が分割されて両側に水の壁ができます。

しかし、常磁性を持つ液体で同様の実験をすると、逆に容器の中心に液体が移動します。

ちなみに逆モーゼ効果は、強力な磁石を水面に近づけると、

水が磁石から遠ざかる方向に移動して水面に凹みが生じたり、分割したりする現象です。

 

反磁性は、磁場にある時の物質が磁場と逆向きに磁化する事です。

反磁性を持つ物質に磁石を近づけると、反発する現象です。

そして磁石の同じ極同士が反発する現象に近いですが、

磁石が持つ極性は反磁性が存在しません。

さらに反磁性はの性質が外部磁場の影響によって、

物質自体が周囲の磁場を打ち消す方向の磁性の磁石になるからです。

外部磁場の存在がなくなると、反磁性も外部磁場と同様に消滅します。

磁気アルキメデス効果について

磁気アルキメデス効果は、アルキメデスの原理の応用です。

流体中の物体は、物体が押しのけた重量(流体の重さです)と

同じ大きさの上向き浮力を受けて沈めるのを止める事です。

つまり、磁場でも同様に浮力があります。

ちなみにアルキメデスの原理は、数学者として活動していた

Archimedes(アルキメデスです)さんが発見した物理法則です。

 

強い反磁性を持つ物質は、超伝導体が有名です。

常磁性は、外部磁場で磁化する磁性です。

強い磁場の中で磁極からの距離で磁界の強さが変わる磁場勾配が大きい場所です。

反磁性の物体の中は、磁場に対して反発力が働いて

重力に逆行して浮遊します(磁気アルキメデス効果です)。

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