【法律】何度も来店されて大迷惑、警察への通報効果について【ハヤシマイル】
飲食店で暴れてお客さんを出入り禁止通告した飲食店がありました。
しかし、何回も来店されて迷惑を受けました。
そして迷惑客に対して、今後2度と店に立ち入らない事と
サービスを提供しない事を告げている為に建造物侵入や業務妨害などの罪に
該当要望で警察に通報していました。
しかし、逮捕に至っていないです。
そもそも、迷惑行為をしたお客さんに対して、
実際に犯罪になる可能性があるのでしょうか?
【法律】何度も来店されて大迷惑、警察への通報効果について【ハヤシマイル】について
警察への通報効果について
警察に通報した飲食店側→飲食店は、拒否理由が不合理なモノでない限り、
店舗への立ち入りの可否を決定する事ができます。
つまり、店舗として過去に迷惑行為を行ったお客さんに対して
入店を拒否する事が基本的に可能です。
店舗の要請に反して無理に入店しようとする行為は、犯罪行為に該当する時があります。
退去を求めても退去しない場合(不退去罪・刑法130条です)や
声を荒げて業務を妨害するような場合(威力業務妨害罪・刑法234条です)などがあります。
そして、店員に謝罪を強要する場合(強要罪・刑法223条です)も可能性としてあります。
お客さんが店舗で迷惑行為に及んだ場合は、必要に応じて警察の協力を要請しましょう。
警察に通報しても簡単には逮捕に至らない理由→店舗として重要な事は、
逮捕してもらう事ではなく場を収めてもらう事です。
警察を呼んで、現場から退去してもらうだけでも目の前の問題は解決します。
しかし、一般的に警察を呼ばれると再び来店する事もありません。
来店して同じように業務を妨害する時は、同じく警察を呼んで対処してもらう事になります。
何度も繰り返す事によって、逮捕される可能性は高くなるからです。
対策案→事前に警察に相談しておく事が大事です。
具体的なトラブルが発生する前に、苦慮している事実を警察に相談しておくと効果的です。
事前に情報を警察と共有しておく事で対応がしやすくなります。
このように、警察の協力を得る事で抑止力に繋がる事が多いです。
ちなみに風評被害を恐れるあまり曖昧な対応を取ると、
他のお客さんからの信用を失う事に繋がる場合もあります。