【雑学】紅葉狩り・りんご狩り・ぶどう狩り・きのこ狩り、○○狩りの歴史について【ハヤシマイル】
毎年11月、全国的に紅葉が見ごろの季節です。
そして紅葉の時期は、紅葉狩りが目立っていきます。
さらに春は、桜を見に行く事を花見として呼ばれています。
しかし、秋は桜を見に行く事を紅葉狩りで有名です。
そもそも、紅葉狩りはどうして『狩り』の意味合いが使用されているのでしょうか?
桜狩りではなく花見、紅葉見ではなく紅葉狩りなどの言葉の意味が異なっています・・・
【雑学】紅葉狩り・りんご狩り・ぶどう狩り・きのこ狩り、○○狩りの歴史について【ハヤシマイル】について
○○狩りの歴史について
平安時代→平安時代の貴族が歩く事が下品として扱われていました。
しかし、狩りの場合は歩いて山に行けます。
そして平安時代の貴族は、広い自宅の敷地に花や木を植えて過ごしていました。
秋になると、貴族が山一面の紅葉も見物に行きたくなります。
しかし、当時の貴族は特別な用がない限り、平安京の外に出る事は許されていませんでした。
ちなみに特別な用は、神社や寺へのお参り、お祭りなどの見物、鷹狩りなどです。
さらに移動する時は、牛車や馬に乗る必要があります。
平安時代は、自分の足で歩く事が下品として考えられていました。
山に出かけて紅葉を楽しみたいけど、歩いて行けないです。
狩りという名目で山に行く事によって、山の中を自分の足で歩いたとしても、
貴族としての体裁が保たれます。
最終的に紅葉を見にいく事を紅葉狩りとして呼ばれるようになりました。
狩りの意味→野生の鳥獣を捕らえる狩猟の事です。
果物、山菜、魚介類などを採取する時に使用されます。
果物の場合は、りんご狩り、ぶどう狩り、いちご狩り、さくらんぼ狩り、
プルーン狩り、なし狩り、みかん狩りなどです。
主に果樹園で果物を採取する時に使われます。
山野の場合は、きのこ狩り、山菜狩り、ふき狩りなどです。
海岸線は、潮干狩り、あさり狩りなどが行われます。
つまり、狩猟ではないですが、植物や魚介類を採る事で狩りが活用されます。
ちなみに、季節の花や草木の美しさを観賞する時に利用されています。
このように狩りの語源は、平安時代まで遡っています。
つまり、平安時代の貴族達の風習や文化の影響が大きく関わっていました。