自動小銃について
小型自動小銃は、アメリカ軍のほとんどが採用している標準軍用小銃です。
一般的に突撃銃の1つであるM16は、AK-47を凌ぐ性能があります。
そしてM16は、1957年以降に軍用小銃を小口径化して開発されました。
特に重量軽減と耐腐食性があります。
さらにAK-47は、1949年にソビエト連邦軍(ロシア連邦です)が制式採用した自動小銃です。
目次
自動小銃について
自動小銃は、発射時の反動・ガス圧を利用した機構による
弾薬の装填・排莢が自動的に行われる小銃です。
小口径弾は、大きな運動エネルギーを生み出します。
つまり、敵の防弾を破れます。
軽装な敵の場合は、命中してレーザー風に貫通する事が多いです。
自動小銃の歴史について
朝鮮戦争後、アメリカ軍部内で武器に関する論争が起きました。
アメリカ陸軍が設立したオペレーションズ・リサーチ・オフィス(OROです)の
委託による報告書の研究調査データによると、アメリカ兵による
成功した射撃は近距離からのモノです。
つまり、慎重な照準の成果ではないです。
平均的な兵士の命中率を向上する為には、
1発の大口径弾を複数の小口径弾に置き換える必要があります。
1954年、航空機メーカー企業であるフェアチャイルドは、
銃器開発部門としてアーマライトを設立しました。
1955年、フェアチャイルドに所属していたEugene Stoner(ユージン・ストーナーです)
さんは、7.62mm(ミリメートルです)口径のAR-10を開発しました。
その後、AR-10を小口径化した小銃が開発されました(後にAR-15に繋がりました)。
AR-15は、小口径の22弾を発射できます。
新しい発射薬を使用する事で記録的な初速を達成しました。
当時は、M14が発射する7.62mm弾の初速が毎秒853m(メートルです)程度に対して、
AR-15が毎秒1000m程度です。
つまり、運動エネルギーは不釣り合いになります。
質量よりも速度に依存するので、高速な発射体は質量を減らしているのに、
極めて高い貫通力を実現する事が可能です。
ちなみに小型で軽量な弾薬は、兵士が多く戦闘に携帯する事ができます。
新型小銃は、小口径弾なので反動が小さいです。
射撃がしやすく、命中制度も向上しました。
つまり、兵士の体型に関係なく使用ができます。
さらに銃の形状はと反動が小さいので、フルオートで連続発射できます。
●M14は、8.5km(キロメートルです)です。
有効射程が長く、長距離射撃に向いています。
海兵隊や特殊部隊を中心に狙撃銃として利用できます。
●AR-15は、120発装填して5kmです。
別名は、M16自動小銃です。
アーマライトの製品名で有名です。
アメリカ空軍向けに制作しました。
1962年、AR-15の試作銃がベトナム戦争で活用しました。
南ベトナム軍によって、射撃試験が行われました。
実験後、アメリカ陸軍はM14からAR-15を採用しました。
新たにM16として命名して、1967年にアメリカ陸軍の標準小銃になりました。