金物の用語集
21世紀、木造建築は金物によって構造的な強度を得ています。」
そして工事部位によって、金物を使用する事が細かく決まられています。
さらに金物は、金属製の器具や道具です。
つまり、縁の下の力持ちです。
一般的に見えない場所でたくさんの大きな役割を担っています。
目次
金物の用語集について
①釘
先が尖った細い金属製の棒です。
金槌で打ち込んで、木材を固定する時に利用しています。
②N釘
別名は、鉄丸釘です。
日本工業規格(JISです)で木造軸組み工法で使用する事が定められています。
③CN釘
太めの鉄丸釘です。
JISは、2×4工法で使用する事が定められています。
④ビス
先端に尖った部分から螺旋状に溝が切られている捻子です。
反対側は、ネジ穴が切っています。
JISは、ネジとして活用しています。
⑤全ネジ
ビスの軸部分全てに溝が切られている捻子です。
鉄製、ステンレス製、アルミ合金製などの材質が多いです。
⑥半ネジ
ビスの軸部分半分に溝が切られている捻子です。
⑦ボルト
棒状で溝が切っている金物です。
⑧ナット
ボルトを締める為の金物です。
⑨アンカーボルト
木造建築物の基礎コンクリートと土台を接合する時に使用するボルトです。
基礎コンクリート内に埋め込んで固定します。
ちなみに、埋め込み長さは250mm(ミリメートルです)以上・全長400mm以上です。
⑩コーチボルト
頭部分がネットになっている金物です。
木捻子と同等の機能があります。
ちなみに捻子は、木材を締める時に使用されるネジです。
金物関連について
①山形プレート
V字形をした取付金物です。
柱と土台、柱と銅差しを接合する金物です。
②筋かいプレート
木製筋かいを柱や梁に緊結する為の金物です。
③座金
別名は、ワッシャーです。
ボルトとナットの間に入れる円形の金物です。
穴の開いたタイプです。
④火打ち金物
建物の隅部に入れる銅製金物です。
床構面を強化する為に斜め材として利用されています。
⑤短冊金物
梁の木材の接合に使用する板状の金物です。
⑥箱金物
コの字形をした木造向け補強金物です。
土台と柱、柱と銅差しの接合に利用されています。
⑦梁受け金物
コの字形の金物です。
梁と梁の接合部に設けています。
つまり、梁を受ける金物です。
⑧かね折り金物
L形の金物です。
外壁の通し柱と梁を繋ぐ接合金物です。
⑨垂木止め
別名は、ひねり金物です。
垂木と軒桁母屋を緊結する金属製の金物です。
⑩あおり止め
接合金物です。
2×4工法で垂木と頭つなぎとの接合に使用されています。
基本的にトラス工法で活用しています。
ちなみにトラス工法は、三角形として組まれた部材の構造体です。
軽量と変形に強いです。