アスファルトの基礎知識【初心者講座~上級者講座】

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整備された道路は、歩行や自動車がスムーズに進行できる特徴があります。

そしてアスファルトで固められた道路は、非常に綺麗な黒板が浮かび上がってきます。

便利なチョークで描いた白線は、道路標識としてドライブの記憶が蘇る白黒で表現されています。

自然の恵みである砂や岩などから作られた頑丈な舗装は、

移動がしやすいように様々な工夫がされています。

アスファルトの基礎知識について

アスファルトは、道路の舗装向けの原料です。

別名は土瀝青、ビチューメンなどです。

原油に含まれている炭化水素の重要な物質です。

大きな特徴は、固体化と液体化がある事です。

通常のアスファルトは固体物、温めたアスファルトは液体物になります。

基本的に道路の舗装や防水材に使用されています。

 

主なアスファルトの種類についてです。

石油アスファルト…地下から組み上げた原油を加熱して、最後に残る原料です。

石油精製工場は、蒸発する温度によって様々な用途を生み出します。

主な原料 適正温度
プロパンガス(LPGです) 約35℃(度です)~約180℃です。
ガソリン、ナフサ(合成繊維の原料です) 約170℃~約250℃です。
灯油、ジェット燃料 約240℃~約350℃です。
重油、アスファルト 約350℃以上です。

天然アスファルト…原油が岩や砂に染み込んで自然にできたアスファルトです。

基本的に防水材や防腐剤に利用されています。

アスファルトを使用した舗装は、天然アスファルトの使用から始まりました。

道路工事現場について

道路を舗装する工事現場は、様々な機械が活用されています。

 

主な工事現場で使用される機械についてです。

タイヤローラ…土の層やアスファルトの層を踏み固める機械です。

マカダムローラ…路床や路盤を踏み固める鉄輪の機械です。

モータグレーダ…土の層や砕いた石の層を敷いたりする機械です。

アスファルトフィニッシャ…ダンプトラックから降ろされた

アスファルト合材を平らに敷いていく機械です。

 

主な舗装技術についてです。

エコファイン…添加剤(フォームセットです)を入れて

製造温度を約30℃下げる事ができるアスファルト合材です。

製造時の燃料が少なくて済んで、温室効果ガスの排出量を削減する事ができます。

耐キャタアスコン…重機や衝撃に強いアスファルト合材です。

戦車やショベルカーなどの車体が重い重機は、

ギザギザの鉄製のクローラで走行する事が多いので舗装に傷つきやすいです。

重機が通っても丈夫な強い舗装ができます。



アスファルトの歴史について

明治時代、アスファルト舗装が始まりました。

1878年、東京都にある神田昌平橋に日本初のアスファルト舗装をしました(公道です)。

大正時代、幹線道路の舗装が本格的に開始されました。

1919年、道路法が制定されました。

1923年、関東大震災が発生して復旧を通して本格的に都市道路が完成されていきました。

昭和時代、アスファルト舗装の普及が目立ちました。

一般道路で舗装が始まって、多くの道路会社が誕生しました。

第2次世界大戦後、高速道路の開発が発達しました。

1948年、建設省(現在は国土交通省です)が建設されました。

道路設備が進行して、高度経済成長期を突入しました。

1957年、日本初の高速道路の建設が始まりました。

平成時代、多種多様な舗装に関する技術が発達しました。

スポーツやレジャー向けの弾性舗装、地球環境を配慮した遮熱性舗装、交通安全向けの排水性舗装、

省エネ向けの舗装の再生、都市開発向けのカラー舗装などです。

アスファルト合材の設計図について

全国各地でアスファルト合材工場で作られて、道路工事現場に運送されます。

コールドホッパ…原料の砕いた小石や砂を大きさごとに入れて置いて、ベルトコンベアで運びます。

ちなみにベルトコンベアは、運搬物を載せて移動する装置です。

ドラムドライヤ…バーナの熱風で砂や小石を約200℃程度まで加熱します。

ホットエレベータ…小石や砂を温かいまま次々と運びます。

振動ふるい…砂や小石を網の目の大きさが違うふるいに掛けて、

大きさごとに分別してホットビン(一時貯蔵する装置です)に貯蔵されます。

ミキサ…アスファルトを入れて小石や砂を混ぜます。

ダンプトラック…温かいままでダンプトラックに積まれて、

道路工事現場に運ばれます。

 
 
    

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