肥料の種類について

肥料は、法律によって定義があります。

肥料取締法の公的規格は、肥料が細かく分類されています。

基本的に普通肥料、特殊肥料に分かれます。

そして普通肥料の規格は、156種類です。

硝酸アンモニア(NH₄NO₃です)、塩酸アンモニア(NH₄CIです)、

尿素(CH₄N₂Oです)、硫酸アンモニア(【NH₄】₂SO₄です)などが有名です。

さらに特殊肥料の規格は、46種類です。

甲殻類質肥料、人糞尿、草木灰、羊毛クズなどが有名です。

目次

肥料の種類について

肥料は、植物を生育させるための栄養分として人間が施すモノです。

 

①普通肥料

登録と届け出が必要です。

登録番号がない肥料は、生産、輸入、販売ができません。

そして肥料袋は、必ず保証票が必要です。

 

②特殊肥料

登録が必要ないです。

都道府県知事への届け出は必要です。

農家の経験と五感によって品質が識別できる肥料です。

販売は保証票が必要ないです。

しかし、肥料名称、原料、生産年月、生産業者などの表示が必要です。

堆肥や家畜糞は品質表示の義務付けされています。

普通飼料について

①単肥

主成分を1種類だけ含んでいます。

具体例は窒素肥料、カリ肥料、リン酸肥料、硫安(硫酸アンモニウムです)、尿素、

塩化カリ(KClです)、過リン酸石灰(過石です)、熔成リン肥(熔リンです)などです。

ちなみに過リン酸石灰は、第一リン酸カルシウム(Ca【H₂PO₄】₂H₂Oと

硫酸カルシウム(CaSO₄です)です。

 

②複合肥料

窒素(Nです)、カリ(Kです)、リン酸(Pです)の中で2種類以上の成分を含んでいます。

具体例は化成肥料、配合肥料、オール14、オール8、有機配合肥料、BB肥料などです。

ちなみに液肥は、複合肥料が多いです。

 

③有機肥料

無機肥料に有機肥料を加えて造粒・成形した化成肥料です。

具体例は魚粕、菜種油粕、肉骨粉などです。

基本的に有機質由来の窒素を0.2%(パーセントです)以上含むと、

有機入り、有機化成などの表示ができます。

肥料について

肥料の種類 資材の種類 肥料の具体例
単肥 窒素肥料、カリ肥料、リン酸肥料 硫安、尿素、塩化カリ、過石、熔リンなどです。
複合肥料 化成肥料、高度化成、低度化成、配合肥料、指定配合肥料 オール14、オール8、有機配合肥料、BB肥料などです。
有機肥料 有機質肥料 魚粕、菜種油粕、肉骨粉などです。
石灰肥料・ケイ酸肥料 石灰肥料、ケイ酸肥料 石灰灰、消石灰、ケイ酸などです。
特殊肥料 石灰肥料、ケイ酸肥料 魚粕、堆肥、荒粕、人糞尿、草木灰、羊毛クズ、グアノなどです。
その他 マンガン肥料、ホウ素肥料、苦土肥料、微量要素複合肥料、汚泥肥料 水マグ、硫酸マンガン、ホウ酸塩、硫マグ、下水汚泥肥料などです。

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