水道の仕組みについて

自宅や公共施設などに設置している水道は、毎日利用する事が多いです。

利用しない日はないと断言できるほど使用されています。

蛇口を捻ると水が出てきたり、湧き出てきます。

これは、生命の泉ですね。

人間と水は、共存関係で築き上げてきました。

安全な水を飲めるのか、飲めないのかで健康状態は変わります。

目次

①水道の仕組みについて

水道は、生活に欠かす事が出来ない水の供給や処理を行う施設の事です。

日本には、水道法と呼ばれる法律があります(昭和39年。

水道法は水道事業に関する法律です、1957年06月15日に制定されました。

そして水道事業の主な目的は、清浄にして豊富低廉な水の供給(金額が安い事です)、

公衆衛生の向上、生活環境の改善に寄付などです。

河川水を水源とした場合の水道の仕組みは、主に11種類あります。

項目 主な内容
ダム 水道需要の変動、降水量の季節的変動などによって、
河川流量を調節する事があります。
水源林 森林に降り注いだ雨を一時的に蓄えて、
長い時間を掛けて海岸沿いに向かって流出します。
取水堰 原水を取り込む為に、河川流量の変化に応じて取水量を管理する施設です。
取水塔 貯水池や河川水などの水深が、安定した水源から大規模に取水する施設です。
導水路 取り入れた河川水を浄水場まで導水する管路です。
浄水場 取り込んだ水を水道法に基づいた水質基準値に、
適用させた水道水に処理する施設です。
基本的な浄水処理は沈殿、ろ過、消毒の3段階で処理します。
送水管 浄水場で処理された水を給水所まで送水する管路です。
給水所 送水管から送水された水を溜めて、水を配る施設です。
ここでは、水道使用量の時間的変動を調節します。
配水管 給水所から配水区間に水を配る配管です。
配水本管 配水管の1つで、浄水を配水支管へ輸送や分配します。
配水支管 配水管の1つで、需要者へ供給します。

②水道の種類について

水道の種類は、水道法が適用されている水道と適用されていない水道に分類されます。

★水道法が適用されている水道と適用されていない水道の共通点について

貯水槽水道…学校、ビル、マンションなどの建物で、

水道事業者から供給される水を一時的に受水槽に貯水します。

後に、利用者に供給される施設です。

★水道法が適用されている水道について

適用水道は、給水人口が101人以上です。

項目 主な内容
水道事業 不特定多数の人に供給できます。
簡易水道事業 水道事業の1つで、給水人口が101人~5000人です。
上水水道事業 水道事業の1つで、給水人口が5001人以上です。
水道用水供給事業 水道事業者に対して、水道用水を供給する事業です(水道用水の卸売りです)。
専用水道 寄宿舎、社宅などの自家用水道等の居住者に供給される水道、
水道事業用の水道等以外の水道です。
その他に1日最大給水量が20㎥(立方メートルです)超のモノです。
簡易専用水道 貯水槽水道の1つで、受水槽の有効容量が10㎡超のモノです。
ちなみに、受水槽は水を供給する為の貯水タンクです。

★水道法が適用されていない水道について

非適用水道は、給水人口が100人以下の小規模水道や飲用井戸です。

項目 主な内容
飲料水供給施設 給水人口が50人~100人です。
飲用井戸 飲用水を供給する井戸です。
小規模貯水槽水道 貯水槽水道の1つで、受水槽の有効容量が10㎡以下のモノです。

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