選挙の法則について
21世紀に入って、各政党は同等な政策を掲げる事が増えています。
公平と公正は、分布が均一化します。
具体例は、英単語です。
アルファベットは、全部で26文字あります。
1文字が各単語に占めている割合は、単純計算で4%(パーセントです)程度になります。
しかし、実際は半分以上の単語が上位5文字(T、A、S、H、Wです)の
いずれかから始まっています。
目次
選挙の法則について
選挙は、組織や集団で投票の手続きによって代表者や役員などを決定する事です。
下位単語は、X、Z、Q、K、J、V、U、Y、R、G、E、N、P、Oです。
下位単語のいずれが単語の先頭に来る確率は、18.3%です。
つまり、単語の先頭文字が均一に分布していないです。
英語を話す時、声に出しやすい文字は単語の先頭に来る可能性が高いです。
他の文字と組み合わせられる事が多い文字程、先頭の文字になりやすいです。
そして全単語中のアルファベット相対出現頻度は、Eが1番多いです(0.12です)。
2番目は、Tです(0.09です)。
3番目は、Aです(0.08です)。
4番目は、Oです(0.07です)。
5番目は、Iです(0.07です)。
22番目は、Kです(0.01です)。
23番目は、Jです(0.005です)。
24番目は、Qです(0.003です)。
25番目は、Xです(0.002です)。
Zが1番少ないです(0.001です)。
選挙と政策について
選挙に行かない人のほとんどが選挙の候補者が同じ政策だからです。
基本的に中立を省いた2者間が存在しています。
①右翼は、保守派です(資本主義者です)。
②左翼は、リベラル派です(社会主義者です)。
各候補者は、一般的に右翼と左翼のどちらかに政策を掲げています。
有権者は、最も近い候補者を投票します。
優れた政治システムを運用すると、政策の広がり方は各政党が均一分布します。
つまり、スペクトラムです(連続体、分布範囲です)。
しかし、実際は異なります。
政策を右翼にすると、右翼側の有権者が増えます。
政策を左翼にすると、左翼側の有権者が増えます。
投票数を増やす為に両政党は、実質的に同じ政策を掲げるまで繰り返します。
つまり、単純モデルで政党が3つ以上あっても、
最も近い政党に投票する事が同じ結論に至ります。
右翼と左翼以外の中立派に近づける程、より多くの票を獲得できます。
複雑な考え方や判断基準が難しい場合なども同等です。
選挙対策について
例外が生じます。
右翼と左翼のいずれかの両端に位置していて、イデオロギーが決まっている政党です。
大衆の人気を獲得よりも立ち位置が重要だからです。
中央値に固まった政党は、両極端に固定した政党に
有権者の票を奪われないように分離する可能性があります。
しかし、実際はほとんどの有権者が穏健派です。
両端に位置する少数の投票者を獲得する事と
中央値の投票者を一定数失うのでトレードオフになりがちです。
●イデオロギーは、観念思想です。
個人や社会集団によって共有される世界観です。
●トレードオフは、両立できない関係性です。
一方を尊重すると、もう一方が成り立たない状態です。