新幹線車両について
国内旅行や海外旅行などの移動手段として利用されている新幹線は、
快適・本数が多い・目的地まで早く着けるなどの大きな優遇がある乗り物です。
特に学生の方は、学割があるので春休み・夏休み・冬休み等に使用する事ができます。
そして社会人の方は、繁忙期の移動や出張の際に経費として使用する事ができます。
しかし、料金が高いので車窓を通じて気分転換をする事も可能です。
目次
新幹線車両について
新幹線は、日本の高速鉄道です。
現在は、JRグループ各社が運営しています。
鉄道の車両は、部品の交換などのメンテナンスによって長時間利用する事ができます。
そして走行距離が長ければ長い程、点検部分も増えていきます。
乗客の安全を保障する大きな役割がある車両は、一定の走行距離を経ると廃車になります。
さらに高速で長距離を走行する新幹線は、約20年程度走行できます(寿命です)。
鉄道の車両は、一定の走行距離を基準として点検や部品の交換等を行います。
そして鉄道車両は、主に3種類に分類されます。
構体…乗客が乗り込む箱部分です(台車に乗っています)。
台車…車輪やブレーキなどを備えた部分です(車両を動かす機能です)。
床下機器…電気系統の配線や制御機器部分です(構体の下にあります)。
さらにJR東日本(東日本旅客鉄道株式会社です)は、約100%の新幹線車両に関するリサイクル活動を行っています。
東南アジアを中心としたアジア諸国で中古車両として利用されています。
レールの幅や台車などを再利用する事ができます。
新幹線車両のリサイクル方法について
廃車となった車両は、構体と台車に分けてます。
構体と床下機器は、レッカー車などで吊り上げて床下機器を取り除きます。
その後、構体は巨大な重機でシュレッダー処理されます。
各工程で切断や分別を経て金属が回収されて再資源化されます(マテリアルリサイクルです)。
マテリアルリサイクルは、製品を原料として再生利用する事です。
最終的にはアルミ合金、鋼、ステンレス、その他に再生資源化されていきます。
新幹線車両のリサイクルの手順についてです。
分離・フロン回収→構体の解体→分別・解体→再資源化です。
分離・フロン回収…台車から構体を外して、構体と床下機器に分別します。
構体の空調機から抜き取ったフロンは、専門業者によって処理されます。
座席を固定しているボルトを手作業で取り外します。
ちなみにフロンは、炭化水素の水素を弗素や塩素で置換した化合物です。
具体例は洗浄剤、噴霧剤などに使用されています。
構体の解体…構体はニブラー(工具です)などで切断します。
ちなみに、側面から切断していきます。
分別・解体…台車と床下機器は金属を再資源利用する工場に輸送されます。
そして構体はシュレッダー処理された後、金属やその他のモノに分別します。
さらに台車は切断されて、床下機器は分別や解体後に金属の種類によって分けられます。
再資源化…各部門で回収された金属類は、
種類によって処理されます(原料として利用されます)。
そして構体の非金属部分にあるシュレッダーダストによって、
圧縮されたRDFに加工します(燃料として利用されます)。
廃棄物固形燃料は、家庭で捨てられた生ゴミやプラスチックごみなどの廃棄物を固形燃料にしたモノです。
ちなみに正式名称は、Refuse Derived Fuelです。