強い力と弱い力について

自然界に4種類の力が存在しています。

重力、電磁気力、強い力、弱い力です。

そして重力は、地球上の物体に働く地球の引力(万有引力です)と

地球の自転による遠心力の合力です。

さらに電磁気力は、電気や磁気に基づく力です。

電磁場内に置かれた電荷、磁荷、電流に作用する力です。

ちなみに強い力や弱い力は、日常生活で大きな影響を及ぼしています。

目次

強い力と弱い力について

強い力は、原子核を作る為の力です。

基本的に陽子、中性子から構成されている原子核が

バラバラにならないように束ねている力です。後者は、原子核の変化を引き起こす力の1つです。

弱い力は、原子核の変化を引き起こす力です。

●原子核は、陽子と中性子から構成されている複合粒子です(正の電荷を帯びています)。

●中性子は、原子核を構成する電気的に中性の粒子です(無電荷の粒子です)。

 

強い力は、原子核の中でクォークを結び付けて、

陽子や中性子などをくっつける粒子(中間子です)を形成しています。

そして原子核にあるクォークは、電荷があります。

●クォークは、素粒子のグループの1つです。

●素粒子は、物質を構成している最小の単位である粒子です。

 

弱い力は、引力や斥力ではない粒子を変える力です。

原子核の中で陽子と中性子が頻繁に入れ替わっています。

実は、弱い力が陽子や中性子を交換してしまうからです。

そして、弱い力がたまに原子核の外部も及ぶ事があります。

つまり、ベータ崩壊です。

中性子が電子、ニュートリノ、陽子に変わる事です。

●引力は、2つの物体がお互いに引きあう力です。

●斥力は、2つの物体の間でお互いを退け合うようにはたらく力です。

●ベータ崩壊は、原子核の放射性崩壊の1種です。

放射線としてベータ線(電子です)と反電子ニュートリノを放出します。

●電子は、原子核の周りに分布して原子を構成している負の電気素量を持つ素粒子です。

●ニュートリノは、電気を帯びていない電子です。

●陽子は、正の電荷を持つ粒子です。

強い力について

同じ種類の電荷の場合は、通常反発します。

しかし、強い力が電磁気力による反発をねじ伏せて、無理矢理くっつけてまとめています。

つまり、原子核の中で電磁気力の137倍よりも強いです。

そして原子番号が大きな原子は、原子核も大きいです。

しかし、強い力が届かない程度の大きくなると、原子核を維持できなくなります。

原子核の大きさは限界があります。

結果的に原子が存在する条件は、強い力が必要です。

弱い力について

陽子が増えると、原子核の電荷が増加します。

形状が変わるので、合わせて電子も増えていきます。

つまり、異なる原子になります。

そして弱い力は、電磁気力よりも弱いです。

作用する範囲が強い力の1/1000程度です。

しかし、原子を分解する事ができるので大きな影響力があります。

結果的に弱い力を利用した原子力発電が現在を担っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です