スポーツシューズについて
直立二足歩行する人間は、安全に歩いたり、より速く走る為に靴を発明しました。
現在は、陸上、短距離走、長距離走、マラソン、球技などの様々な分野で研究されています。
そしてスポーツシューズは、着地衝撃による足の変型、
足の変型に対応したシューズが人気です。
さらに1964年、東京オリンピックによってスポーツ選手が、
レース後に足を豆だらけになっている事が話題になりました。
その後、高機能スポーツシューズの進化に繋がりました。
目次
スポーツシューズについて
スポーツシューズは、運動に特化した靴です。
歩きやすく、足を痛めにくく、比較的長距離歩くのに適しています。
①着地衝動対策
ランニング中の足は、想像以上の負荷が発生しています。
地面に着地する瞬間に足が大きく変型しているからです。
そして走る足は、体重以上の負荷があります。
衝動が熱に変わって、足に火傷風の現象を引き起こします。
足を保護するだけの靴ではなく、力のかかり方、足の変形、
力の方向性などを考慮する必要があります。
②樹脂フレーム
大きく変型しやすいチューブ形状の樹脂フレームがクッションの役割を担います。
ランニング中の着地衝動を吸収していきます。
キック力の補助、動作安定性に優れています。
高機能スポーツシューズについて
人間工学、運動力学、生理学などの地面の質や
接地状況を人間の足と運動に関する研究が進みました。
より丈夫、より軽くする為の素材開発が重要です。
現在は、アスリート(身体運動に習熟している人です)の期待に応えてきました。
軽度、柔軟性、堅牢性、クッション性を揃えた高機能スポーツシューズが登場しました。
①綿
吸湿性が高いです。
足の甲に対するクッション性を高めました。
②ポリエステル
合成繊維を立体織物構造にしました。
空気の流れを促進して速乾性を高めました。
③エチレン酢ビコポリマー
別名は、EVAです。
足底に柔軟性、弾力性を高めました。
人間の足の機能について
人間の足の甲は、外側縦アーチ、内側縦アーチ、横アーチがあります。
足裏は、凹んだ土踏まずが形成されています。
つま先とかかとの接地面を比較すると、つま先とかかとが同じ面よりも
かかとが少し浮いた状態の方が下半身からの力のかかり方が安定します。
つまり、靴はかかとの方が少し厚く、アーチ部位をサポートする凸形状が好まれました。
①外側縦アーチ
最も多くの体重を支えています。
体重がかかると、隙間がなくなっていきます。
②内側縦アーチ
別名は、土踏まずです。
衝撃を吸収する役割を担っています。
③横アーチ
足の前側にあります。
歩く時に前への推進力を与える働きをします。
足の裏の機能について
足の小指がないと歩けない人は、小指の付け根がアーチの起点の1つになっているからです。
アーチの起点によって、多くの体重がかかります。
基本的に足指の付け根が重要です。
そして足の重心は、親指、かかと、小指の付け根の3点で囲まれた
三角形のアーチ部位中心付近にあります。
スポーツシューズは、足指の付け根とかかとが靴の判別する基準に繋がります。