太陽熱温水器について
太陽熱温水器は、太陽光に含まれている赤外線を熱として利用する事で水を温める装置です。
基本的に太陽熱利用は、太陽の熱エネルギーを給湯や冷暖房に利用できます。
そして家庭で使用されているエネルギー消費の約30%(パーセントです)程度は、給湯です。
さらに太陽熱を給湯に活用すると、エネルギーを大きく削減できます。
ちなみに、外気温や日照条件などによって給湯温度は変化します。
既存の再生可能エネルギー利用機器の中でエネルギー変換効率や費用対効果が最も高いです。
太陽熱温水器について
①自然循環式
別名は、平板型です。
集熱パネルの上部に貯湯槽が付いています。
基本的に故障が少ないです。
つまり、太陽光を熱エネルギーに変換できる集熱パネルと貯湯槽が一体化しています。
ちなみに、住宅向けです。
●集熱パネルは、太陽の光エネルギーを熱エネルギーに変換する役割を担う装置です。
●貯湯槽は、一時に大量のお湯を使用する可能性がある施設の給湯用や
空調用に加熱した水(お湯です)を貯めて置く為の水槽です。
②強制循環式
集熱パネルと貯湯槽を分離させて、集熱パネルは屋根に設置しています。
そして貯湯槽は、地上に設置します。
さらに集熱パネルと貯湯槽間の熱媒水は、ポンプで循環させて熱交換ができます。
一般的に屋根への負担が少ないので貯湯量が多いです。
つまり、集熱パネルで熱媒水で給湯に利用できます。
ちなみに不凍液を集熱パネルに送って、加熱させると、貯湯槽で貯めます。
●熱交換は、液体や気体などの流体を使用して熱エネルギーを授受させる為の機器です。
●熱媒水は、加熱や冷却された水です(蒸気、凝縮水などです)。
③真空貯湯式
別名は、真空ガラス型です。
集熱パネルと貯湯槽が一体化しています。
周囲が真空層とガラス管によって、覆われた円筒型です。
つまり、集熱効率や保温力が高いです。