スキー論について
スキーは、高いジャンプ台の上から高速で滑って跳躍します。
そして、できるだけ遠くまで飛んでいきながら安全に着地するスポーツです。
スキー競技は、距離が長いので傾斜が重要です。
本能に逆らいながら高速で斜面を下っていきます。
できるだけ高く跳んで、滑らかに着地します。
ちなみに短距離スピードスケートの場合は、転落せずに速く滑る事が大事です。
スキー論について
傾斜路を高速で下る方法は、できるだけ空気抵抗を減らす事です。
空気抵抗は、前に進む身体の断面積に比例します。
スキー選手は、できるだけ身を屈める事が大切です。
公式は、1/2CApv²=物体を受ける抵抗です。
Cが物体の形状に応じて試験的に求められる定数です、
Aが断面積、pが空気圧、vが速度です。
●空気抵抗は、静止した空気中を物体が運動する時や
空気の流れの中に物体が静止する時に物体の受ける抵抗です。
踏み切りの場合は、約0.3秒が大きな成果に繋がります。
高さを伸ばす為には、できるだけ高くジャンプする必要があります。
空気抵抗を受けた自身の身体が空中に傾く事を予測します。
身体を前向きに倒す事(宙返りにならない程度です)で正しい姿勢を維持していきます。
空中時は、速度が下がるので空中に止まる時間が増します。
ジャンプ後は、できるだけ自身を大きくします。
つまり、着地面と並行に保ちます。
重力加速度(9.8m/s²です)よりも少し低い加速度で着地します。
スキーシャンプ向けスーツの場合は、降下時に減速して空中で膨張する仕組みになっています。
かがみ込む事によって、風を受ける面積を減らす事が可能です。
つまり、空気抵抗を70%(パーセントです)削減できます。
●重力加速度は、重力によって生じる加速度です。
●加速度は、単位時間当たりの速度の変化率です。
ちなみに単位は、m/s²(メートル毎秒毎秒です)です。