うさぎの病気について
兎の行動パターンによって、病気のサインが予測する事が可能です。
ウサギが怪我をしたり、体調が悪化したりすると、冷静な判断をする事が難しくなります。
そして、動物病院に連絡して獣医師に相談する事が大切です。
獣医師の指示に従って、適切な処方をする事が大事です。
ちなみに病名によって、症状が異なります。
処方薬を誤って投与すると、大きな悪化に繋がるので素人判断は危険です。
目次
うさぎの病気について
①食欲がない事・お腹が張っている状況・糞が出ない事・糞が小粒化した事
毛球症です(消化管うっ滞です)。
対策案は、繊維質が多い牧草を投与します。
②食欲はあり、食べづらい状況・口によだれが出ている事・食べ方が異常
不正咬合です。
対策案は、臼歯をすり減らす為に日頃から繊維質の多い牧草を主食に変えます。
③くしゃみをしている事・鼻水が垂れている事
スナッフルです(鼻炎です)。
対策案は、他の兎に感染するリスクがあるので他の兎との接触率を避けます。
適度な温度・湿度を維持します。
④首が傾いている事
斜頸です。
対策案は、寄生虫や細菌感染を防ぐ為に消毒や掃除をこまめに行います。
⑤お腹が張っている状況・尿の色が異常
子宮疾患、卵巣疾患です。
対策案は、定期検診をして早期発見に繋げます。
避妊手術をする事で予防できます。
⑥尿の色が異常・何回もトイレをする事
膀胱炎です。
対策案は、清潔なトイレ掃除・飲みやすい給水ボトルに変えて水不足対策をします。
⑦何回もトイレをする事・尿が出ない事
尿石症です。
対策案は、カルシウムが多く含まれているアルファルファを避けます。
チモシー牧草に変えます。
⑧尿の量が急に増加又は減少
腎不全です。
対策案は、定期的に定期検診をして早期発見に繋げます。
牧草を中心とした粗食をします。
⑨糞がドロドロしている状態
下痢、コクシジウム症です。
対策案は、ストレスが少なくする為に適度な運動・繊維質が多い食事です。
コクシジウム症の場合は、薬を投与します(トイレ掃除をして再発防止をします)。
⑩皮膚や毛のしこりがある事
腸瘍、皮下膿瘍です。
対策案は、身の回りにある怪我に繋がる障害物を避けます。
主なうさぎの病気について
①目が濁っている事
白内障です。
対策案は、1度濁った水晶体は元に戻りません。
進行を抑制する治療が必要です。
②涙が出ている事・目ヤニが出ている事
角膜炎、結膜炎です。
対策案は、清潔感がある空間と掃除です。
③呼吸が苦しそうな状況
胸水症、熱中症、肺炎です。
対策案は、室内の温度管理・湿度管理を行います。
普段からストレスを与えない生活環境を維持します。
温度20度程度〜28度程度を維持します。
④鼻が乾燥している事
トレポネーマ症(うさぎ梅毒です)です。
対策案は、ペニシリン注射やクロロマイセチン(抗生物質です)を投与します。
⑤耳の悪臭がある事・耳垢が多い事
耳外炎です(耳ダニです)。
対策案は、耳ダニの除去・抗生物質の投与をします。
⑥耳をかいている事・毛が抜ける事・薄毛になる事
湿性皮膚炎です。
対策案は、湿度40%(パーセントです)程度〜60%程度を維持します。
⑦全身をかいている事・不毛が出ている事
ダニ感染です。
対策案は、日頃から掃除をしてダニの発生率を下げます。
⑧足の裏だけ禿げている事
ソアホックです。
対策案は、牧草を中心とした食事プランをします。
⑨足を引きずっている事・後ろ足に力が入らない事
骨折、脱臼です。
対策案は、爪が引っかかりやすいモノを置かない事です。
立ったまま抱っこをしない事です。