QRコードについて
バーコードの進化系がQRコードです。
そしてQRコードは、縦横両方向に情報を持つ2次元コードです。
より小さな空間でより多くの情報を収納できます。
従来のバーコードと同じ情報量で1/10程度の面積で表示できます。
ちなみにバーコードは、縞模様状の線の太さによって数値や文字を表す識別子の1種です。
つまり、1次元(直線上です)のパターンで情報を表現する1次元コードです。
目次
QRコードについて
QRコードは、2次元コードです。
数字のみの場合は、最大7089文字までの情報を収納できます。
漢字・全角かな文字の場合は、最大1817文字までの情報を収納できます。
情報量が増えると、サイズが大きくなります。
従来のバーコードは、20桁程度の情報量です。
QRコードは、数字、英字、日本語(ひらがな、カナカナ、漢字です)、
バイナリデータ(テキスト形式以外のデータ形式です)を取り扱う事ができます。
つまり、様々な向きでも読み取りができます(切り出しシンボル機能です)。
最近は、カメラ付き携帯電話の普及で専用の読み取り機器が登場しました。
携帯電話やスマートフォンなどでQRコードを読み取る事ができます。
電子決済で活用できます。
具体例は、物流(QRコードで送荷依頼です)、小売(QRコードでクーポン使用できます)、
医療(QRコードで投薬管理できます)などです。
QRコードの仕組みについて
①セル
コード内の白黒のマスです。
2進法で言語を表す設定になっています。
②アライメントパターン
歪みによって生じる各セル(ドットです)の位置ズレを補正します。
③タイミングパターン
白と黒のセルが交互に配置されています。
QRコードの座標を検出する役割があります。
④フォーマット情報
コードの1部が欠損していても、コード自身でデータを復元する
誤り訂正機能が設定されています。
⑤切り出しシンボル
右上、左上、左下の3箇所に配置されている位置検出用パターンです。
パターンを検索する事でQRコードの位置を認識します。
背景の模様の影響や向きの影響を受ける事がなく、安定して高速で読み取る事が可能です。