PCPについて

静脈注射する事によって作用を発揮する解離性麻酔薬であるPCPは、1952年に

製薬企業であるParke-Davis(パーク・デービスです)の麻酔薬として開発されました。

一般的にエンジェルダスト、エンジェルで有名です。

そして、国際条例である向精神薬に関する条約のスケジュールIIに指定されています。

さらに日本は、麻薬及び向精神薬取締法の麻薬に指定されています。

特にNMDA受容体拮抗剤に分類されています。

ちなみに向精神薬は、中枢神経系に作用して、

生物の精神活動に影響を与える薬物の総称です。

PCPについて

Phencyclidineは、ベンゼン、シクロヘキサン、ピペリジンが

結合したアリルシクロヘキシルアミン系の化合物です。

別名は、PCP、フェンサイクリジンです。

つまり、麻薬です。

ちなみに見た目は、白色粉末の無臭です。

 

解離性麻酔薬は、大脳皮質機能を抑制して、大脳辺緑系機能を賦活化する麻酔薬です。

一般的な麻酔薬は、脳全体を抑制します。

しかし、解離性麻酔薬の場合は、脳の大脳皮質を選択的に抑制して、

内側の大脳辺緑系を興奮させます。

つまり、両者の機能が解離するので解離性麻酔薬になります。

具体例は、ケタミン、フェンサイクリジン、メトキセタミンなどです。

 

主な摂取方法は、鼻から吸引、煙吸、経口摂取です。

生体へ及ぼす影響は、経口摂取で精神作用が15分程度〜1時間程度持続します。

錠剤の場合は、フェンサイクリジンとして

1mg(ミリグラムです)程度〜6mg程度含まれています。

そしてフェンサイクリジンは、経口で5mg程度〜10mg程度で

多幸感や幻覚作用を誘発しやすいです。

さらに25mg以上の場合は、状態に陥りやすいです。

●昏唾は、強い刺激を与えても覚醒しない状態です。

 

一般的に身体依存性がないですが、精神依存性はあります。

長期運用で慢性中毒(幻覚妄想を伴う精神疾患症状です)を引き起こしやすいです。

●精神依存性は、薬物の効果が減弱や消失する事で再び薬物を使用したい

苛烈な欲求が生じて、薬物の使用を繰り返す状態です(薬物依存の本質です)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です