自己破産について
消費者金融が社会問題になって自己破産の話題が目立っていきました。
そして消費者金融(サラリーマン金融です)は、気軽に利用できる個人向け小口融資です。
しかし、返済しきれない借金を抱えてしまうと、多重債務者になります。
さらに、たくさんの取り立てが行われて社会問題になりました。
その後、貸金業法が改正して借りすぎや貸しすぎの防止に繋がりました。
最近は、貸金業法の適用を受けない銀行によるカードローンの利用者が増加しています。
現在は、サラ金やカードローンは生活をサポートする反面、
正しい利用が求められています・・・
目次
自己破産について
自己破産は、裁判所に許可してもらう事で支払いの義務を免除される手続きです。
借金がどうしても返せない時に裁判所に破産申立書を提出して
免責許可をする事で借金を免除される為の手続きです。
そして認可されると、裁判所から破産宣告(支払い能力がない判断です)が提出されます。
つまり、借金が消える訳ではないです。
自己破産が宣告された時、住宅・保険・貴金属・自動車などの資産は、
生活必需品や99万円以下の現金などを除いて処分されます。
つまり、資産の残りを返済に充てられます。
そして、信用情報(ブラックリストです)に載ると、クレジットカードを作ったり、
ローンを組んだりする事が一時的にできなくなります。
さらに借り入れに保証人がいる場合は、保証人が返済を求められます。
自己破産の特徴について
①メリット
●借金が免除されます。
●基本的に家族に迷惑がかからないです。
●貸金業者かtらの催促が止まります。
●手元に残せる財産があります。
●一般的に手続きは誰でも可能です(負債額の条件がないです)。
②デメリット
●ブラックリストに掲載されます。
●財産が処分されます。
●職業制限、官報に記載されます。
●借金が免除されない場合があります。
●保証人への取り立てがあります。
ローンが支払われなくなった時の流れについて
①カードローン
滞納から2ヶ月程度〜3ヶ月程度、裁判所への訴えが引き起こります。
給与の差し押さえが求められます。
②住宅ローン
支払い滞納→郵便や電話等で支払いを求める連絡が始まります→
滞納3ヶ月後に残債(返済していない借入金と利息です)を全て1度に返済要求が始まります→
数ヶ月滞納後に金融機関から家の売却を勧められます→
滞納が続くと、家が競売(裁判所の管理の元で強制的に売る事です)にかけられます→
競売が成立後に強制的に退去を求められます。
③自動車ローン
滞納から1ヶ月半程度後に自動車が引き上げられます→
2ヶ月程度の滞納後に引き上げられた自動車が売却されます。
自己破産以外の方法について
①個人再生
借入金を1/5に圧縮してから3年程度〜5年程度をかけて返済していく制度です。
主な条件は、一般的に一定の収入がある人や返済能力が認められている人などです。
②任意整理
借金している人や借金している人の代理人(弁護士、司法書士などです)が、
貸金業者と交渉して返済しなければならない金額を毎月無理のない金額で分割してから
返済しやすい状態にする事で返済していく制度です。
ちなみに、裁判所は介在しないです。
主な条件は、ブラックリストに掲載される事です。