へそについて
おへそは、一般的には深く、縦長、丸い形が好まれる傾向があります。
そして臍の形は、特にこだわる人が少ないです。
基本的に全体的にお臍を小さくしたり人、
中央部分の皮膚が余って出ているので少し縦長にしたい人などは、手術が可能です。
しかし、元の状態によって周囲に傷跡が発生する場合があります。
さらに腹壁の脂肪が少ない人は、深い臍を形成するのが難しいです。
目次
へそについて
臍は、腹部の真ん中にある小さな凹みです。
つまり、臍帯(へその緒です)のとれた跡です。
へその緒は、胎児と胎盤とを繋ぐ組織です。
一般的に局所麻酔をします。
乳幼児や臍ヘルニアの場合は、全身麻酔をします。
そして生誕時に腹壁破裂や臍帯ヘルニアがあって腹壁を閉じる手術を受けた場合は、
新たに臍を形成する事になります。
腹壁破裂は、赤ちゃんのへその緒より右側の腹壁が欠損していて、本来お腹の中にあるはずの
臓器の1部がそのままお腹の外に脱出している状態で生まれる病気です。
臍帯ヘルニアは、赤ちゃんがへその緒の中に臓器が出たままの状態で生まれる病気です。
ちなみに臍膜の付近に炎症を起こすと、腹痛の原因に繋がります。
重度の場合は、腹膜炎を起こす可能性があります。
臍の手術について
①へそを形成するパターン
臍は、皮膚がシワシワの状態で臍の中に収まっています。
臍の中を切開して不要なモノを切除します。
縦長希望の人は、縦長風に縫います。
へそのくぼみに皮膚を収めます。
②臍ヘルニア・臍突出症のパターン
余分な皮膚や皮下組織を切除して臍のくぼみを形成します。
臍ヘルニアは、腸を正しい位置に戻して腹直筋を縫い寄せてから行います。
ちなみに臍ヘルニアと臍突出症は、でべそで有名です。
臍ヘルニアは、臍輪が開いていて腹腔が皮膚や腹膜に包まれた形で突出している状態です。
臍突出症は、臍輪が閉じていて瘢痕組織だけで皮膚が押し上げられて突出している状態です。
術後は、重症度にかかわず1日程度入院が安全性が高いです。
へその手術について
手術相場は、10万円程度〜20万円程度です(美容目的の場合は、自費診療です)。
手術時間は、30分程度〜1時間程度です。
入院期間は、日帰りです(臍ヘルニアは、1日程度入院です)。
※臍ヘルニアの場合は、公的医療保険適応ができます。
①当日
安静にして帰宅します。
洗顔や洗髪は、できます。
入浴、シャワー浴は不可です。
②翌日以降
ガーゼは外しません。
できるだけお腹に力を加える行動を避けます。
シャワーは、できます。
③1週間程度〜2週間程度後
受診して抜糸です。
腫れが落ち着いていきます。
入浴ができます。