モノポリーと数学について
モノポリーは、1935年にアメリカ合衆国で生まれたボードゲームです。
世界各国で2億5000万個以上売れている知的ゲームで有名です。
各プレイヤーは、同じ資産を所有してゲームが始まります。
お互いに競争しながら、他のプレイヤーを破産に追い込んでいきます。
最終的に自らの資産を増やして、他のプレイヤーを全て破産させる事がゲームの目的です。
目次
モノポリーと数学について
サイコロを振って偶然が重なり合うゲームです。
モノポリーの資産は、不動産です。
生涯価値の計算が難しく、原価や各段階で得られる家賃、相手プレイヤーが止まるマスの確率、
不動産開発の確率などの様々な要素があります。
ボードゲーム上を動き回りながら、土地や不動産の資産購入や資産売却などをしていきます。
さらに、刑務所に入ってしまうプレイヤーや
家賃の支払いをするプレイヤーなどの個々の判断力が問われるゲームです。
家賃や原価の比率は、不動産で同じとします。
つまり、マスに止まる確率が主な変数になります。
ボードゲーム上で40個のマスの中で止まる場所が重要になっていきます。
ちなみにチャンスカードは、別の場所に進みます。
モノポリーの各マスに止まる確率について
①チャンス
16.5%(パーセントです)です。
②ユーストン・ロード
14.5%です。
③ザ・エンジェル
14%です。
④ペントンヴィル・ロード
12%です。
⑤キングス・クロス駅
11%です。
⑥所得税
9.5%です。
⑦刑務所見学
9%です。
⑧ペル・メル
8%です。
⑨ホワイトチャベル
5.5%です。
⑩電力会社
4.5%です。
刑務所から出られる確率について
50ポンドの罰金を支払う方法、無料で刑務所から出られるカードを使用する方法があります。
しかし、どちらも使いたくない場合は、3回以内にゾロ目を出す必要があります。
続けて3回ゾロ目が出る確率は、1/216です。
2回のサイコロで計5〜9の目が出る確率は、2/3です。
2個のサイコロは、36通りの目の中でゾロ目が6通りです。
サイコロを1回振って刑務所から出られる確率は、1/6です。
しかし、サイコロを3回振っても、刑務所から出られる確率が50%にならないです。
つまり、最初に出した目で出られる確率は1/6です。
失敗すると、もう1度サイコロを振らなければならないです。
2回目のサイコロで出られる確率は、5/36です。
3回目のサイコロで出られる確率は、25/216です。
つまり、刑務所から出られる確率は9/216です(約42%です)。
ちなみに刑務所から出られない確率は、3回とも失敗するので(5/6)³です。
つまり、25/216なので約58%です。