モバイル通信について

携帯電話、スマートフォンなどは、主に4つのEPC機器がデータ通信を支えています。

基本的には、モバイルネットワークとして活用しています。

そして通信は、制御通信と実通信があります。

制御通信(Control Planeです)は、機器間の制御処理の通信です。

実通信(User Planeです)は、ユーザデータの送受信処理の通信です。

目次

モバイル通信について

モバイル通信は、EPCネットワークです。

別名は、Evolved Packet Coreです。

LTE(第3.9世代です)、4G(第4世代です)、

5G(第5世代です)などの通信で利用される機器群です。

 

①MMEは、通信回線コントローラーです。

 

②HSSは、加入者管理データベースです。

主にSIMの情報処理、情報認証です。

 

③SGWは、パケット中継器です。

 

④PGWは、携帯ネットワークとIPネットワークの境界サーバーです。

MMEについて

MMEは、C-Plane、通信回線コントローラです。

別名は、Mobility Management Entityです。

 

携帯電話基地局を収容して端末が基地局に繋がっているかを管理する位置登録、

移動時に接続基地局を変更するハンドオーバなどの処理をします。

認証情報をHSSから受け取って、携帯網への接続可否を決定します。

緊急速報で利用されているETWS(Earthquake and Tsunami Warningです)は、

メッセージの配信サーバーがMMEに接続されているので、

サーバーからメッセージを送る事で基地局から一斉に端末へ報知されます。

HSSについて

HSSは、加入者管理データベースです。

別名は、Home Subscriber Serverです。

 

契約者の管理データベースでSIMカード情報が入っています。

データベースで認証を行ってMMEに通知する事で

携帯網への接続の許可や拒否をコントロールしています。

SGWについて

SGWは、U-Plane、パケット中継機です。

別名は、Serving GateWayです。

 

基地局を収容してMMEからの制御メッセージや端末に設定されたAPNに基づいてデータの制御、

適切なPGWに向けてパケットを転送します。

格安SIMを使用する場合は、携帯電話に

APN(アクセスポイント名です)を設定する事があります。

ちなみにAccess Point Nameは、

PGWへパケットを転送するか決める為のパラメータです。

PGWについて

PGWは、U-Plane、協会パケット交換機です。

別名は、Packet data network GateWayです。

 

端末にIPアドレス、DNSサーバーなどの情報を割り当てています。

携帯電話ネットワークと通常の

IPネットワーク(インターネットです)との境界にある機器です。

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