機械換気について
機械換気は、機械によって強制的に換気する事です。
具体例は、送風機や排風機などです。
つまり、換気量を制御する事ができます。
特に空気浄化装置を導入すると、空気の清浄化に繋がります。
そして自然換気と比較すると、必要な時に安定した大風量を得る事が可能です。
さらに、部屋の用途に合わせて換気方式を採用できます。
目次
機械換気について
①第1種換気設備
給気と排気にそれぞれ送風機を設置する換気式です。
主に事務所、厨房、映画館、劇場、地下街、実験室などに導入されています。
つまり、給気量と排気量の両方を調節できます。
室内空気の量を増やしたり、減らしたりする調整、気流分布、圧力制御なども容易にできます。
そして厨房は、給気量よりも排気量が多いので、
廊下や食堂から給気が流入すると、衛生面が悪化します。
②第2種換気設備
給気に送風機を設置して、室内空気量を増やして排気口から自然排気する換気式です。
主にボイラー室に導入されています。
つまり、周囲の部屋よりも室内圧力を高く保つ事ができます。
給気量(燃焼空気量を含みます)を排気量より多くできます。
さらに燃焼したい空気は、ボイラーの煙突から排気されます。
そして室内が正圧になるので、汚染空気の流入が
許可されない病院の手術室に利用されています。
③第3種換気設備
排気に送風機を設置して、室内空気量を減らして給気口から自然換気できる換気式です。
主にキッチン、浴室、便所などに導入されています。
臭気、水蒸気、有毒ガスなどを室内の開口部や
隙間から室外に拡散できない室に利用されています。
つまり、機械排気で室内の空気量が減少します。
さらに給気口からの自然換気とのバランスが取れない場合は、
出入口ドアや窓の隙間から外気が侵入する場合があります。
誘引誘導換気設備について
誘引誘導換気は、排気ガス、熱、臭気が誘導気流に誘引されて効率良く排気されます。
地下駐車場で第1種換気設備を導入する場合は、誘引誘導換気設備を採用する事が可能です。
給気側の外気を誘引誘導用吐出ノズルによって、排気側まで誘導して、
排気用送風機で汚れた空気を排気します。