ニッカーボッカーズについて
動きやすさを追求したズボンが時を超えて受け継がれています。
ニッカーボッカーズは、ゆったりとしたボトムス(下半身に着用する服です)です。
サイクリングやゴルフなどのスポーツウェアとして活躍されています。
独特なシルエットから放たれる存在感は、シンプル感が溢れています。
アウトドアやスポーツなどに最適なニッカポッカが浸透しています。
目次
ニッカーボッカーズについて
ニッカーボッカーズは、ゆったりとした裾が括られている短ズボンです。
これは、ズボンの1種です。
別名はニッカズボン、ニッカーズ、ニッカポッカ、ニッカなどです。
最近は、土木工事や建設工事の作業着として使用されています。
野球やゴルフなどのスポーツウェアとして認知されています。
そして、一部の祭りに用いられています(神輿の担ぎ手などです)。
さらに裾が膝下まであって、ゆったりとした幅のパンツを裾口でギャザーを寄せて絞っています。
ギャザーは、縫い縮めたひだです。
大きな特徴は、伸縮性や柔軟性があります。
丈夫な素材を使用しているので作業着に最適なズボンです。
現在は登山、スキーなどのカジュアルズボンとして利用されています。
主なニッカーボッカーズの生地の原材料についてです。
●綿…吸水性が高い素材です。
●フランネル…保温性が高い素材です。
●ツイード…耐久性が高い素材です。
主なニッカーボッカーズの種類について
●ニッカズボン…作業用のニッカーボッカーズです。
【参考画像】
●ルームウェア…部屋着用のニッカーボッカーズです。
【参考画像】
●カジュアル・パンツ…カジュアルなニッカーボッカーズです。
【参考画像】
●スポーツウェア…スポーツウェア用のニッカーボッカーズです。
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●ヨガウェア…ヨガ用のニッカーボッカーズです。
【参考画像】
●ダンスウェア…ダンス用のニッカーボッカーズです。
【参考画像】
●ニッカポッカ…登山用のニッカーボッカーズです。
【参考画像】
ニッカーボッカーズの歴史について
ニッカーボッカーズの起源は、
オランダからアメリカ合衆国への移民が着用されていたブリーチズです(短パンです)。
1860年、男性のスポーツウェアやカジュアルウェアとして着用されていました。
そして女性も、自転車乗り用に利用されていました。
1809年、Washington Irvingさん(ワシントン・アーヴィングです)が
『ニューヨークの歴史』を発売しました。
これは、オランダ人移民者に関する本です。
さらに、半ズボンを穿いたオランダ移民をモチーフとした書籍が発売されていて、
その後、オランダ人移民系をニッカボッカーとして呼ばれるようになりました。
ちなみに、オランダ人移民が穿いていた半ズボンの事をニッカボッカーズとして呼ばれるようになりました。
1870年、自転車が普及してニッカーボッカーズは、最適なスタイルとして流行しました。
20世紀、男性が野外運動服として使用率が高くなりました。
具体例は散歩、サイクリング、ゴルフなどです。
現在は登山、乗馬、狩猟等に使用されていて、激しい動きに対応している作業着も普及しています。
ニッカボッカ専用に合わせたハイソックスであるニッカホース、
膝下丈のニッカポッカよりも約4cm(センチメートルです)丈を長くしたプラス・フォーなどがあります。
ニッカホースは、伝統的な登山用の膝丈パンツの1種です。
プラス・フォーは、伝統的な膝丈パンツの1種です。
ニッカーボッカーズのサイズについて
●股上…内股合わせ部分からウエストまで測った値です。
●股下…内股合わせ部分から裾まで測った値です。
●裾幅…裾の両端間を測った値です。
●わたり…太もも付け根部分の幅を測った値です。
●ウエスト…肋骨から縫い骨盤の間のくびれた部分で測った値です。
日本の主なニッカーボッカーズのサイズ表についてです(参考値です)。
サイズ | 股上 | 股下 | 裾幅 | わたり | ウエスト |
---|---|---|---|---|---|
Sサイズ | 約21.0㎝ | 約47.0㎝ | 約18.0㎝ | 約29.0㎝ | 約77.0㎝ |
Mサイズ | 約21.0㎝ | 約50.0㎝ | 約19.0㎝ | 約32.0㎝ | 約81.0㎝ |
Lサイズ | 約21.0㎝ | 約52.0㎝ | 約20.0㎝ | 約33.0㎝ | 約85.0㎝ |
XLサイズ | 約24.0㎝ | 約53.0㎝ | 約21.0㎝ | 約35.0㎝ | 約89.0㎝ |