インフルエンザウイルスについて

毎年冬になると、大流行しているインフルエンザは人獣共通感染症の1つです。

一般的に高熱や関節痛などの全身症状があります。

主な原因は、インフルエンザウイルスです。

特にA型、B型、C型に分類されています。

基本的に流行しやすいA型インフルエンザウイルスは、表面に

ヘマグルチニン(HAです)とノイラミニダーゼ(NAです)の

たんぱく質で構成された微細な突起が特徴的です。

目次

インフルエンザウイルスについて

インフルエンザウイルスは、インフルエンザウイルスが体内で増えて

熱や喉の痛みなどの症状を引き起こす感染症です。

 

元々、鴨や水鳥の腸内に生息していたウイルスです。

しかし、当然変異(遺伝子構成の変化が原因で生じて、遺伝する変異です)をして

人間の呼吸器への感染性を得ました。

日本の場合は、冬季に流行して致死率が高くないです(高齢者は危険な病気です)。

サイズ感は、90nm(ナノメートルです)程度〜120mm程度です。

主な生息場所は、地球上に広く分布しています。

基本的に飛沫感染や接触感染などによって伝染します。

 

流行しやすいA型インフルエンザウイルスは、宿主である細胞に付着します。

細胞内にウイルスの遺伝子を侵入させるHAとウイルスを細胞から放出させるNAの

働きによって、インフルエンザウイルスが増殖していきます。

そして、常に変化(小変異です)するので、1度感染して免疫を獲得しても、

新たな性質のインフルエンザウイルスに対抗できなくなってしまいます。

 

小変異以外に全く新しいタイプのインフルエンザウイルスが登場しています。

日本は、H5N1亜型ウイルスによる高病原性鳥インフルエンザ(HPAIです)が

2004年(3県4農場27.5万羽が殺処分されました)、

2007年(2県4農場17万羽が殺処分されました)、

2010〜2011年(過去最多の9県24農場の185万羽の鶏が殺処分されました)に発生しました。

さらに大変異によって誕生したタイプは、新型インフルエンザです。

2009年01月〜2010年03月、新型インフルエンザが大流行しました。

豚由来インフルエンザであるApdm09型インフルエンザウイルスによる感染が起こりました。

インフルエンザウイルスの主な種類について

①A型インフルエンザウイルス

高熱や悪寒などの激しい症状が出やすいです。

ウイルス自体が次々と変異していくので、免疫機能が追いつきにくいです。

つまり、流行しやすいウイルスです。

 

②B型インフルエンザウイルス

下痢やお腹の痛みなどの症状が出やすいです。

基本的にA型インフルエンザウイルスよりも症状が軽いです。

変異がしにくいので、ワクチン予防があります。

ちなみにワクチン自体は、個人差があるので推奨できないです。

 

③C型インフルエンザウイルス

鼻水程度の症状が出やすいです。

基本的にB型インフルエンザウイルスよりも症状が軽いです。

1度獲得した免疫は、生涯機能しやすいです。

つまり、大人はほとんど発生しないです。

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