ヒスタミンH₂受容体拮抗薬について

体内のヒスタミン(アレルギー反応や炎症に関わる物質です)が胃壁細胞の

ヒスタミンH₂受容体に結合すると、胃酸の分泌が盛んになりやすいです。

そしてヒスタミンH₂受容体拮抗薬は、選択的に

H₂受容体を遮断して、胃酸の分泌を抑制しやすいです。

目次

ヒスタミンH₂受容体拮抗薬について

ヒスタミンH₂受容体拮抗薬は、胃酸の分泌を強力に抑える薬です。

別名は、H₂ブロッカーです。

主に胃潰瘍や逆流性食道炎などの消化器疾患の治療に利用されています。

●胃潰瘍は、胃の粘膜が胃酸によって深く傷つく病気です。

●逆流性食道炎は、胃酸による胃の内容物が食道に逆流して、

食道の粘膜に炎症を引き起こす病気です。

 

ファモチジンは、胃酸の過剰な分泌を抑えるH₂ブロッカーに分類されている胃腸薬です。

散錠剤は、2%(パーセントです)、10%(ちなみに、100mg/gです)です。

錠剤は、10mg(ミリグラムです)程度、20mg程度です。

ガスターD錠剤(口腔内崩壊錠です)は、10mg程度、20mg程度です。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の内服の場合は、1回20mg程度、

1日2回程度(朝食後・夕食後や就寝前です)、1日1回40mg程度、就寝前です。

 

主な副作用は、汎血球減少、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群です)、

無顆粒球症、中毒性表皮壊死症(ライエル症候群です)、血小板減少、肝機能障害、便秘、

白血球減少などです。

服薬指導について

ファモチジンは、胃粘膜の細胞壁にある受容体を選択的に遮断します。

酸分泌抑制作用は、プロトンポンプ遮断薬(PPIです)に次ぐ強さです。

そしてヒスタミンH₂受容体拮抗薬は、比較的安全性が高い薬剤です。

しかし、下痢や便秘などの消化器症状があります。

そして夜間睡眠中の胃酸分泌は、ヒスタミンの作用で促進されやすいです。

つまり、夕食後や就寝前の服用が多いです。

 

胃酸分泌が亢進する主な要因は、ストレス、アルコール、煙草、不規則な生活習慣などです。

生活習慣の改善も患者さんに指導します。

そしてスイッチOTCがあるので、同様の薬剤を

ドラッグストアで購入しているかどうかを患者さんに確認する事が重要です。

●スイッチOTCは、医療用医薬品(医師の処方箋が必要な薬です)の中で

安全性が確認された成分が処方箋なしで購入できる市販薬(OTC医薬品です)に

転用されたモノです。

 

胃痛の症状がある場合は、香辛料が強い食品、炭酸飲料品、アルコール飲料品などを

摂取する事で症状が悪化する事があります(控えましょう)。

症状が消失して再発する場合もあるので、医師に相談しましょう。

つまり、一定期間服用する事が大切です。

薬を服用して症状が改善しても、潰瘍が治った訳ではないです。

勝手に中止せずに、一般的に医師の指示に従う事が重要です。

注意事項について

腎障害がある場合は、腎機能に応じて減量します。

心疾患や肝障害の患者さんの場合は、慎重に投与します。

薬剤の血中濃度低下は、抗真菌薬(イトラコナゾールです)の併用が要注意です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です