ヘリコバクター・ピロリ除菌薬について
ヘリコバクター・ピロリ除菌薬は、消化性潰瘍に対する一般的な治療方法の1つです。
そして2013年02月01日以降は、慢性胃炎も保険適用に追加しました。
さらにヘリコバクター・ピロリ菌治療の第1選択薬は、
抗菌薬であるアモキシシリン、クラリスロマイシン、プロストポンプ阻害薬(PPIです)の
組み合わせを1週間程度投与する3剤併用療法が多いです。
ちなみに潰瘍は、皮膚や粘膜が深く傷付いてできた組織の欠損部分です。
目次
ヘリコバクター・ピロリ除菌薬についてについて
ヘリコバクター・ピロリ除菌薬は、胃酸分泌抑制薬1種類と抗菌薬2種類、
合計3種類の薬を7日間程度服用する薬です。
1次除菌療法は、プロトンポンプ阻害薬(PPI)、P-CAB、
アモキシシリン、クラリスロマイシンなどを組み合わせて使用します。
服用後は、約1か月以上経過してから除菌判定の検査を受ける必要があります。
ラベプラゾールナトリウムは、胃酸の分泌を抑える事で胃潰瘍・十二指腸潰瘍・
逆流性食道炎などの治療やヘリコバクター・ピロリ菌の除菌補助に
利用されているプロトンポンプ阻害薬です。
アモキシシリン水和物は、細菌感染症の治療に利用されている抗生物質の1種です。
クラリスロマイシンは、細菌のタンパク質合成を阻害する事で
有名なマクロライド系の抗生物質です(抗菌薬です)。
剤形は、パック400、パック800です。
錠剤は、1回ラベプラゾールナトリウムの10mg(ミリグラムです)程度、
アモキシシリン水和物の750mg程度、クラリスロマイシンの200mg程度を
1日2回程度・7日間程度投与です。
ちなみにクラリスロマイシンは、1回400mg程度で1日2回まで増量可能です。
主な副作用は、下痢、悪心の消化器症状、発疹、痒み、倦怠感の肝機能障害などです。
服薬指導について
3剤は、2種類の抗菌薬とPPIを組み合わせています。
そして胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの原因である
ヘリコバクター・ピロリ菌に対する1次除菌に使用されています。
さらに、3剤を同時に服用します。
ちなみにラベプラゾールは、腸溶剤です。
基本的に噛み砕かずに、お水を飲み込んで服用します。
注意事項について
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALT リンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、
早期胃がん内視鏡的治療後胃のヘリコバクター・ピロリ感染症、
ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎などに利用されています。
3剤の過敏症、アタザナビル・リルピビリン・ピモジド・エルゴタミン含有製剤・
タダラフィル・アスナプレビル・バニプレビル・スボレキサント投与中、
肝障害や腎障害でコルヒチン投与中。、伝染性単核症、高度腎障害の人は、
使用できないです(投与禁忌です)。
ちなみにペニシリン系抗菌薬の過敏症は、原則的に使用できないです(原則禁忌です)。
ラベプラゾールナトリウムの血中濃度上昇は、ジゴキシン、メチルジゴキシンです。
ラベプラゾールナトリウムの血中濃度低下は、イトラコナゾール、ゲフィチニブです。
アモキシシリン水和物の血中濃度増強は、ワルファリンカリウムです。
アモキシシリン水和物の血中濃度減弱は、経口避妊薬です。
クラリスロマイシンの低血糖は、SU薬です(経口糖尿病用薬です)。
クラリスロマイシンの血中濃度上昇は、カルバマゼピン、テオフィリン、
アトルバスタチン、ベンゾジアゼピン系薬剤、非定型抗精神病薬、抗凝固薬などです。
