木造住宅の施工について
木造住宅は、基本的に柱や梁などの木部材を組み合わせて建設します。
特に地震時や台風時などに柱が土台や梁から抜けるのを防ぐ為に
耐震基準に適合するホールダウン金物や
引き寄せ金物を柱頭と柱脚の両方に付けます(補強金物です)。
そして、工務店や建設会社などによって施行されます。
さらに着工から完成まで特殊な造作がない場合は、3ヶ月程度〜6ヶ月程度で完成します。
目次
木造住宅の施工について
①施主(建築を依頼した人です)
地縄張り立台→上棟検査→最終色合わせ→内装検査→施工検査→引き渡し立合です。
②行政指導(建築基準法です)
地縄張り立台による建築確認通知→基礎工事による配筋検査→建方工事による建方検査→
●上棟による屋根工事→外装仕上げ→雨樋や雨戸等の取り付けです。
●上棟による現場審査→竣工検査です。
③施工業者(建築をする人です)
契約(隣家了解事項確認です)→解体→建築確認通知による着工→基礎工事→
配筋検査→建方工事→建方検査→上棟→木工事→内装仕上げ→備品取り付け→
竣工→残工事完了承諾書受理→引き渡し(引渡書です)です。
●申請(電気、ガス、水道です)→配線、配管→
器具取り付け→通電、通ガス、通水→竣工に移ります。
木造住宅の施工の流れについて
①土工事
根切り(基礎形成の為に地面を掘る事です)は、土質、地下水の状態、
周辺の譲許などに適した工法です。
崩壊や破損の恐れがある建築物がある場合は、損傷にならないように処置します。
②基礎工事
砕石転圧→捨てコンクリート打設→墨出し→外側型枠→防湿ビニル敷→配筋→
耐圧盤コンクリート打ち→布基礎墨出し→配筋→内側型→清掃、水撒き→
コンクリート打ち→型枠解体撤去です。
③建方
基礎パッキンを敷きます。
アンカーボルト(固定ネジです)を締めてレベル調整します。
その後、部材を柱や梁で組み立てます。
敷地内にクレーン車を導入する場合は、
2階建て住宅の棟上げが1日程度〜2日程度でできます。
④屋根工事
気候、風土、地震、台風、豪雨などに耐久できる施行をします。
下地合板、アスファルトルーフィング、引掛け桟を施行後、
瓦をリフトに乗せて1枚1枚施行します。
⑤内装工事・外装工事
軸組(柱です)は、室外、室内の順序で仕上材を張ります。
断熱材は、柱、間柱の間隙を利用して詰め込んで
石膏ボード(音を通しにくい建築材です)を張ります。
外装材は、耐火性能向けのサイディング(外壁材です)を張る事が多いです。
⑥外構工事
一定期間の養生後、ビニルクロス、壁紙などの仕上材を張ります。
照明器具、コンセント、スイッチ、設備機器、内部建具などを取り付けます。
建物内完了後、外部周辺の門やポーチなどの外構工事が始まって工事完了です。