失明について

目が見えている人は、急に目が見えなくなる事が想像できない事が多いです。

実際に病気や交通事故などで視力を失った人は、気の毒です。

しかし、失明の危険性は誰でもあります。

特に緑内障、白内障、網膜剥離などの身近な眼の病気が原因になりやすいです。

そして緑内障は、視神経が損傷して視野が徐々に狭くなって行く病気です。

さらに白内障は、目のレンズである水晶体が濁ってしまう病気です。

ちなみに網膜剥離は、目のフィルムである網膜が眼球の壁から剥がれてしまう病気です。

目次

失明について

失明は、それまで視力のあった人が様々な理由で視力を失う事です。

そして、失明の原因の半分以上が眼の病気です。

厚生労働省の2016年度の研究調査データによると、緑内障が28.6%(パーセントです)程度、

網膜色素変性症が14.0%程度、糖尿病性網膜症が12.8%程度、

加齢黄斑変性症が8.0%程度、脈絡網膜萎縮が4.9%程度です。

つまり、正しい治療を継続的に行う事で失明がしにくくなります。

ちなみに白内障を放置すると、緑内障になる場合もあります。

 

眼の病気のほとんどは、毛細血管の劣化です。

毛細血管は、動脈と静脈を繋いでいる極めて細い血管です。

全身の組織に酸素や栄養を届けて、二酸化炭素や老廃物を回収する重要な役割を担っています。

つまり、血管の99%程度が毛細血管です。

毛細血管が詰まったり、切れたりすると、大きなトラブルに繋がります。

 

60代以降は、30%程度の確率で毛細血管が減少します。

眼底の毛細血管が切れると、眼底出血を起こします。

さらに血行が悪化すると、酸素不足になりやすいです。

本来は、血管がない硝子体や角膜に血管が伸びます(酸素不足を補う為です)。

●硝子体は、眼球の水晶体の後方にある

眼球の内部の大部分を占めている透明なゼリー状の組織です。

●角膜は、目の最前面にある透明な組織です。

毛細血管について

網膜の病気は、血管の病気です。

目と毛細血管は、密接な関係をしています。

そして毛細血管は、静脈と動脈とは異なります。

基本的に内皮運動が連なって形成した一重構造です。

●静脈は、体中から心臓に血液を戻す血管です。

酸素が少なく、二酸化炭素や老廃物を含んでいる暗赤色の血液が流れます。

●動脈は、心臓から体中に血液を送り出す血管です。

酸素を多く含んだ鮮やかな色の血液が流れます。

 

周囲に血流を調整する為に、収縮能力がある周皮細胞が巻き付いています。

内皮細胞はの隙間から酸素や栄養分を組織に届けて、老廃物を回収します。

しかし、網膜にある毛細血管が糖尿病で弱体化したり、詰まったりすると、

酸素や栄養素の供給が悪化します。

つまり、補う為に新生血管が伸びる事に繋がります。

そして新生血管は、脆くて切れやすいです。

結果的に、異なる部分に伸びる事で眼底出血の原因に繋がります。

 

血管病が糖尿病です。

眼底の毛細血管が詰まったり、破れたりすると、糖尿病性網膜症を引き起こします。

最悪の場合は、失明になります。

さらに腎臓の毛細血管が弱体化すると、糖尿病性腎症で腎不全になります。

下肢(股関節から足先までを含んでいる脚全体を指す医療用語です)の

毛細血管が劣化すると、壊疽を起こして足の切断に繋がります。

●糖尿病性網膜症は、糖尿病が原因で目の中の網膜が障害を受けて、視力が低下する病気です。

●糖尿病性腎症は、糖尿病の高血糖状態が長期間持続する事で

腎臓の細かな血管が障害されて、腎機能が低下する合併症です。

●壊疽は、体組織の腐敗による壊死の合併症です。

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