自動車のコーティングについて
コーティングやワックスは、自動車のボディの輝きを増す事に繋がります。
しかし、傷ついているボディの場合は塗装だけでは輝きが純いモノになりがちです。
傷が付いている部分を研磨剤(コンパウンドです)で落とす磨き作業が必要です。
ツヤ出し剤を使用する際は、磨きも重要です。
そして磨き作業は、埃や油分などを落とす為に中性洗剤で洗車を先にします。
目次
自動車のコーティングについて
①塗料とワックスを確認します。
コーティングは、クリア層の荒れた部分を慣らした後に表面に硬度がある膜を形成する事です。
ワックスは、クリア層の上に油分があるワックス分を上塗りする事です。
塗装保護を重視する場合は、持続性に優れた膜を形成していくコーティング作業をします。
綺麗に見せる目的の場合は、ワックスが向いています(ツヤ出し効果が期待できるからです)。
しかし、落ちやすいです。
②磨いて行きます。
最初はモール、ウインカーレンズ、ルーフ、エンブレム、
ボンネット(ウォッシャーノズルがある場合です)などにマスキングテープで保護します。
コンパウンドが付くと、白色になってしまうからです。
コンパウンドを付与したスポンジで水垢取りの要領で自動車のボディを擦って行きます。
しかし、手作業は均等に力が入らないので磨きムラが発生します。
ポリッシャー(電動磨き機です)を利用すると、均一に磨き上げる事が可能です。
ちなみに工作用ハンドドリルは、軸の回転が速いので磨き作業に向いていないです。
③コーティングの施工をします。
施工時は、均一な面に仕上げて行きます。
ポリッシャーの操作は闇雲にするのではなく、作業範囲を細かく区切って往復して行きます。
部位によって、往復回数を変えて仕上げて行きます。
さらに仕上げの拭き取りは、液が乾く前に行います。
表面に載ったコート剤を広げて塗るからです。
●コーティングの場合
コーティング剤を付与したスポンジで傷んだ塗装面に有効です。
薄塗りで行って行きます。
均一に塗って、拭き取りは半乾きで行います。
●ワックスの場合
ホワイトワックス(研磨剤が多く入っているからです)を付与したスポンジで
直線的に塗って行きます(円を描く風に塗る事ではないです)。
付け過ぎると、拭き取り作業が面倒になるので適量です。
均一に塗って、拭き取りは半乾きで行います。
コーティング時の注意事項について
コーティングシャンプー(シャンプー洗車とコーティングを同時に行う事です)は、
原液を希釈して使う事が多いです。
使用する溶液は、濃い方が厚めにコーティングされているイメージですが、
あまり意味がない事です(濃い目にする必要がないです)。
そして濯ぎ過ぎると、コート剤が落ちてしまいます。
しかし、余分なコーティング成分がムラの原因に繋がるのでしっかり洗い流します。
さらに拭き取り時は、水垂れが出なくなるまでしっかり行います。
塗装は、タオルで強めに拭くだけで傷が付いてしまいます。
ポリッシャーを使用する時は、低回転と低トルクができる機材が向いています。
コーティング時の磨き作業や塗装面を削る時に有効です。
そしてDIY用ポリッシャーの場合は、回転が速すぎるタイプが多いです。
コンパウンドが硬化して傷が付きやすくなります。
①シングルポリッシャー
軸の回転数を調整できます。
両手で支えるのでパフを塗装面に均一に当てやすいです。
しかし、磨き時の力加減が難しいです(初心者向きではないです)。
②ダブルアクションサンダー
磨き作業に最適なのでプロ級の磨きを追求したい人に向いています。
軸が偏芯回転する塗装や磨き作業に有効です。