アニメーションの制作について
アニメを作る仕事であるアニメ制作は、様々な工程と専門用語があります。
制作進行の担当者が制作デスク(責任者です)の元でしっかり仕事内容を管理しています。
そしてプロデューサーは、制作している間も予算管理をします。
資金が不足する場合は、映像の展開方法を検討し直す必要があります。
最近のアニメ制作は、1話当たり約200人程度の規模になっています。
さらに、作品が公開される1年前から作画を始める傾向があります。
アニメーションの制作について
①企画
プロデューサーは、作品の方向性を決めます。
監督を中心とした様々な役割の人選を行います。
つまり、スタッフの全体像を固めます。
②脚本
演劇、仕組み、舞台装置、セリフ、動作などを記した台帳の制作です。
つまり、台本です。
●脚本家は、脚本を書きながら内容をプロデューサーや監督と一緒に検討していきます。
③設定・デザイン
主要な登場人物のデザインを決めるキャラクターデザイン、
乗り物のデザインを決めるテクニカルデザイン、背景の雰囲気を決める美術設定、
キャラクターの色を塗る時に配色を決める色彩設定などの
多くの人が関わって主要な設定を決めます。
③絵コンテ
監督は、1つ1つのシーン(カットです)ごとに絵と脚本を説明していきます。
④原画
絵コンテを元に大まかなキャラクターを描いたレイアウト、
レイアウトを清書した第二原画を作成します。
そして原画は作画監督、作画監督全体を統括する総作画監督の元でチェックを受けます。
高品質なアニメを作成する為にブラッシュアップ(改善です)していきます。
⑤動画
カットとカットの間を繋げる絵を描く作業です。
ちなみに、原画と動画に携わる人がアニメーターです。
アニメ作品の根底を支えているスタッフです。
作品数が増加傾向によって、作画崩れが発生しているケースもあります。
●作画崩れは、予算やスケジュール不足によって作品の質の維持や管理ができない事です。
⑥彩色・CG作成
原画や動画の完成後、原画をコンピューターに取り込んで
色を塗る彩色をします(仕上げです)。
並行して主にロボットを活用するCG(コンピューター・グラフィックスです)を作成して、
背景の画像は美術会社(専門家です)に依頼します。
●CGは、コンピューターによって作成する画像です。
⑦映像化
完成した絵は、専門の動画作成ソフトウェアで映像に仕上げていきます。
⑧アフレコ
映像が大まかに完成すると、声優さんが声を吹き込むアフターレコーディングを行います。
⑨ダビング
効果音や音楽を付ける作業です。
⑩V編
映画や放送に合わせて編集して作業です。