【定期テスト対策】日本・農業・水産業・林業・工業・農業地帯・工業地帯【高校入試】

目次

日本の農業・水産業・林業について

日本の農耕地は、国土の約18%(パーセントです)です(約480万haです)。

大きな特徴は、4種類あります。

①米作中心…全耕地の約54%が水田です(最近は、生産調整をしています)。

 

②零細経営…1戸当たり耕地は、約1.3ha(ヘクタールです)です。

 

③集約的農業…多くの肥料や労働力によって狭い土地から多くの収穫ができます。

 

④主業農家の減少…農業を副業とする農家が増加しています(専業農家の減少です)。

 

そして日本の水産業は、沿岸に大陸棚が発達して好漁場が栄えています。

漁獲高の減少(遠洋漁業や沖合漁業の激減です)によって、獲る漁から育てる漁業へ移行しました。

遠洋漁業や沖合漁業から養殖漁業や栽培漁業へ変化しています。

●遠洋漁業…排他的経済水域内(200海里水域です)の大型漁船による漁業です。

●沖合漁業…沖合で行われる漁業です。

養殖漁業…魚などを水槽などで育成して放流しないやり方です。

栽培漁業…成長した魚などを海に放流して漁獲するやり方です。

 

さらに日本の林業は、国土の約2/3を占めていて森林面積があります。

安い外国の輸入材によって、自給率が約21%に低下しています。

日本の主な農作物と産地について

①米…東北地方北陸地方が穀倉地帯です。

京浜工業地帯と阪神工業地帯へ移出しています。

●穀倉地帯は、穀物の生産高が都市部に供給できるほど多い農業地帯です。

●京浜工業地帯は、東京都と神奈川県を中心とした工業地域です。

●阪神工業地帯は、大阪府と兵庫県を中心とした工業地域です。

 

②野菜…都市周辺で収穫して近郊農業を行っています。

近郊農業は、大都市の周辺で行われる農業です(新鮮な野菜を低コストで輸送する事ができます)。

施設園芸農業は、施設内で野菜や草木などを作る農業です。

主な施設はビニールハウス、ガラス室、温室などです。

●輸送園芸農業は、都市から離れた場所で行われている農業です。

別名は、遠郊農業です。

輸送機関を利用して都市へ出荷されています。

●高冷地農業は、高齢な山地で営まれている農業です。

基本的に標高500m(メートルです)以上の山地で行われています。

 

③芋類…サツマイモ(鹿児島県です)、じゃがいも(北海道です)が多いです。

 

④果樹…りんご(青森県と長野県です)、みかん(和歌山県と愛媛県です)が多いです。

日本の農業の問題点について

①穀物自給率の低下…小麦や大豆などが海外に依存しています。

 

②安い農産物の輸入自由化…国産が打撃を受けています。

1995年、一定量の輸入が始まりました。

1999年、関税化で輸入自由化が起きました。

具体例は、米などです。

 

③農業労働力の減少と後継者不足…農業法人化が行われています。

日本の工業について

資源多消費型工業から知識集約型工業へ変化しました。

日本の工業地域は、太平洋ベルトを中心に形成しています。

大きな特徴は、IC(集積回路です)などの先端産業が、

九州地方(シリコンアイランドです)や東北地方を中心に空港付近や高速道路沿いに立地されています。

太平洋ベルト…茨城県から大分県まで結ぶ工業先進地帯です。

シリコンアイランド…半導体関連企業が九州地方に集積している呼び名です。

 

海外生産の増加や貿易摩擦によって、アメリカ合衆国やEU諸国内で自動車生産などが行われています。

日本のエネルギー資源は、海外に大きく依存しています。

産業の空洞化…国内企業の生産拠点が海外に移転する事で国内産業が衰退していく現象です。

日本国内の雇用問題などに影響があります。

中華人民共和国などから安い工業製品が流入しています。

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