うさぎの妊娠と出産について

兎は、子孫を多く残そうとする本能を持っています。

1度の出産で4匹程度〜10匹程度産む事があります。

繁殖活動をする場合は、飼育者が責任を持って行う必要があります。

つまり、最後まで世話ができる人や

譲り先(里親です)をしっかり確保できる人が求められています。

しかし、ウサギは年齢や病気によって出産自体に向いていないタイプもいます。

目次

うさぎの妊娠と出産について

①お見合い

出産適応時期は、春、秋です。

妊娠期間は、約1ヶ月程度です。

お見合いするタイミングは、出産に適した時期の1ヶ月程度前から行います。

兎との相性が悪い場合は、縄張り意識による喧嘩が始まります。

つまり、最初はゲージ越しで対面させます。

その後、ゲージから出して様子を伺わせます。

 

②交尾

交尾時間は、20秒程度〜30秒程度です。

交尾後は、雄が音を発して倒れる事があります。

何回も繰り返しておくと、妊娠が近づいていきます。

その後は、それぞれのゲージに戻します。

 

③妊娠

約2週間程度、雌の乳頭が膨らみ始めます。

約3週間程度、雌の体重が増加していきます。

子どもを育てる為に食欲が増すので、

牧草やペレット(食べやすい大きさに固めたペットフードです)は食べ放題にします。

出産4日前程度〜出産5日程度前、雌が首の毛や胸をむしったり、

牧草を集めて巣作りを開始します。

出産直前、雌が神経質になるので触るのを控えます。

 

④出産

食事と水の交換以外は、特に雌に触れないようにします。

特に育児放棄に繋がるので、子兎に対して触れないようにしましょう。

うさぎのお見合いについて

兎の繁殖に適さない場合があります。

 

①うさぎが太っている状態です。

 

②5才以上の高齢兎です。

 

③2才以上で初めて出産する兎です。

 

④相手のウサギが近親に該当する事です。

 

⑤先天性疾患がある事です。

 

⑥前回の出産から2ヶ月以上経っていない事です。

 

⑦先天性疾患がある子ウサギが生まれた事がある場合です。

 

⑧初めての発情で交尾した事です。

 

⑨健康状態が悪い場合です。

うさぎの発情について

うさぎの個人差があります。

性成熟時期は、3ヶ月程度〜5ヶ月程度です。

妊娠適応期は、6ヶ月以降〜3歳程度までです。

交尾準備のタイミングは、雌が尻尾を立ててお尻を上げる時です。

つまり、4日程度〜17日程度の発情期と1日程度〜2日程度の休止期間を繰り返します。

ちなみに雄は、尻尾を立てて動き回っている状態が発情期です。

基本的に雌に合わせて発情していきます。

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