【就活】人材サービス【業界研究】

人手不足で採用活動や人材派遣が好調です。

そして、働き方改革で外国人の取り込みなどの課題もあります。

少子高齢化によって、生産年齢人口の減少が見込まれています。

企業は新卒採用、派遣会社、中途採用などを支援する人材ビジネスが追い風になっています。

2019年04月、特定技能(在留資格です)の外国人スタッフの受け入れが開始しました。

これまで禁止されていた1部職種で外国人が働けるようになりました。

目次

人材サービスについて

人材サービス産業は、成長率が高いです。

そして人材派遣は、派遣会社が雇ったスタッフを企業に派遣します。

派遣会社は顧客企業で指揮監督されます。

請負は、顧客企業から仕事を請け負って、請負った企業がスタッフの業務を管理します。

派遣法改正によって、派遣社員への教育訓練や派遣期間の見直し、

3年連続して派遣して派遣する社員へ雇用先の紹介や無期雇用への切り替えなどの義務が

派遣元に課せられるようになりました。

 

2019年度の派遣会社の売上高は、6兆円を超えました(2010年から徐々に増加傾向です)。

2019年度の派遣労働者数は、120万人を超えました(2010年から徐々に増加傾向です)。

そして景気に左右されやすい業界なので、労働力人口の減少などで働き手の不足が進行中です。

派遣人材の活用や優秀な人材の流動化が進化しています。

さらに労働者派遣法や労働契約法の改正で、今後は直接雇用への対応も考慮されていきます。

ちなみに2020年04月、改正労働同一労働同一賃金が義務化されました。

派遣会社や派遣先は、対応が求められています。

同一労働同一賃金は、同じ仕事に同じだけの給与を支払う考え方です。

主に欧州で導入されていて、昇給制度や非正規の賃金格差などの働き方改革が大きく変わります。

 

1960年頃、米国世界総合人材サービス企業の

マンパワーグループが日本初の派遣業務を開始しました。

1986年、労働者派遣法が施行しました。

1999年、派遣業務が原則自由化が行われました。

2012年、労働者派遣法が改正しました(日雇い派遣が原則禁止化です)。

2013年、労働契約法が改正しました(05年以上勤務で原則無期雇用に転換です)。

2015年、労働者派遣法が改正しました(派遣期間制限を事実上撤廃です)。

2020年、労働者派遣法が改正しました(同一労働同一賃金が義務化です)。

国内の人材サービスについて

①リクルートホールディングスは、人材サービス最大手企業です。

売上高は、2兆3107億円です。

営業利益は、2230億円です。

人材派遣、人材紹介、職業紹介などの就職や転職支援が多いです。

 

②パーソルホールディングスは、人材サービス第2位大手企業です。

売上高は、9258億円です。

営業利益は、441億円です。

テンプスタッフとピープルスタッフが経営統合をしました。

 

③パソナグループは、人材サービス第3位大手企業です。

売上高は、3269億円です。

営業利益は、94億円です。

未就職者や女性の社会進出支援に特化しています。

 

④ウィルグループは、人材派遣・人材請負大手企業です。

売上高は、1033億円です。

営業利益は、29億円です。

 

⑤リクルートスタッフィングは、 人材派遣大手企業です。

売上高は、2239億円です。

事務系派遣に特化しています。

リクルートホールディングスの子会社です。

 

⑥ヒューマンホールディングスは、人材派遣大手企業です。

売上高は、843億円です。

営業利益は、21億円です。

教育系と人材系に特化しています。

 

⑦スタッフサービス・ホールディングスは、人材派遣大手企業です。

売上高は、3049億円です。

リクルートホールディングスの子会社です。

 

⑧ネオキャリアは、人材紹介大手企業です。

売上高は、520億円です。

 

⑨東京海上日動キャリアサービスは、人材派遣大手企業です。

売上高は、317億円です。

東京海上ホールディングスの子会社です。

 

⑩ジェイエイシーリクルートメントは、職業紹介大手企業です。

売上高は、230億円です。

営業利益は、55億円です。

外資系企業の人材紹介に特化しています。

国内の求人広告について

①マイナビは、求人広告最大手企業です。

売上高は、1387億円です。

営業利益は、245億円です。

 

②エン・ジャパンは、求人広告大手企業です。

売上高は、487億円です。

営業利益は、116億円です。

女性に特化しています。

 

③リブセンスは、求人広告大手企業です。

売上高は、67億円です。

営業利益は、1億円です。

創業者である村上太一さんは、最年少で東証1部上場企業を確立しました。

 

④ディップは、営業利益は、116億円です。大手企業です。

売上高は、421億円です。

営業利益は、127億円です。

アルバイト向けの求人サイトに特化しています。

国内のその他の人材サービスについて

①テクノプロ・ホールディングスは、技術系向け派遣大手企業です。

売上高は、1441億円です。

営業利益は、137億円です。

建築系や研究開発系に特化しています。

 

②メイテックは、技術系向け派遣大手企業です。

売上高は、977億円です。

営業利益は、126億円です。

研究開発系に特化しています。

 

③アウトソーシングは、製造派遣大手企業です。

売上高は、3113億円です。

営業利益は、150億円です。

 

④UTグループは、製造請負大手企業です。

売上高は、1011億円です。

営業利益は、80億円です。

 

⑤フルキャストホールディングスは、軽作業系派遣大手企業です。

売上高は、388億円です。

営業利益は、58億円です。

労働管理代行に特化しています。

 

⑥アルプス技研は、技術系向け派遣大手企業です。

売上高は、327億円です。

営業利益は、35億円です。

機械系や電気系に特化しています。

 

⑦日総工産は、製造派遣・請負大手企業です。

売上高は、691億円です。

営業利益は、28億円です。

 

⑧WDBホールディングスは、技術系派遣大手企業です。

売上高は、415億円です。

営業利益は、49億円です。

研究開発系の派遣や紹介に特化しています。

 

⑨nmsホールディングスは、技術系向け派遣大手企業です。

売上高は、577億円です。

営業利益は、5億円です。

EMS系(電子機器の受託サービスです)に特化しています。

 

⑩トラスト・テックは、技術系向け派遣大手企業です。

売上高は、653億円です。

営業利益は、42億円です。

海外の人材サービスについて

①アデコグループは、人材サービス世界最大手企業です(スイスです)。

売上高は、238億ユーロです。

営業利益は、4億ユーロです。

日本法人は、一般事務系に特化しています。

 

②ランスタッド・ホールディングスは、人材サービス世界第2位大手企業です(オランダです)。

売上高は、238億ユーロです。

営業利益は、7億ユーロです。

日本法人は、エンジニア系に特化しています。

 

③マンパワーグループは、人材サービス世界第3位大手企業です。

売上高は、2兆1900億円です。

営業利益は、500億円です。

日本法人は、専門職系に特化しています。

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