【就活】総合商社【業界研究】
総合商社は、高い年収で学生人気が高い業界です。
そして三菱商事が金属、伊藤忠商事が食料、丸紅がエネルギー、
三井物産が金属資源、住友商事がメディアを特化しています。
しかし、米中貿易摩擦の影響やデジタル化の産業構造変化で経営環境の不透明さが増しています。
積み増してきた投資案件の見直しが進行しています(資産入れ替えです)。
効率の悪い事業売却と新規案件の開拓によって、新鮮さを維持しています。
目次
総合商社について
総合商社産業は、成長率が高いです。
基本的には三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅の大手企業5社を指します。
そして、貿易業務(トレーディングです)がメインです。
しかし、最近は事業投資や事業経営が収益の目玉になっています。
大きな特徴は、海外資源権益への投資は莫大な利益を生みます(市況に左右されやすいです)。
さらに、安定的に稼ぐ非資源分野(食品、小売、医療などです)への投資も続いています。
2018年度の連結純利益(大手総合商社5社です)は、
2兆円を超えました(3年連続増加しています)。
そして資源価格の高止まりによって、三井物産以外の
大手総合商社4社が連結純利益が最高益を達成しました。
さらに、人工知能(AIです)などのデジタル分野に進出しています。
2016年、三菱商事と三井物産が資源赤字で伊藤忠商事が初の業界トップになりました。
2017年、三菱商事が1440億円を投資してローソンを小会社化しました。
2018年、伊藤忠商事が1200億円を投資してファミリーマートを小会社化しました。
2019年、三井物産がマレーシア病院大手企業に2300億円を追加出資しました。
国内の総合商社について
①三菱商事は、総合商社最大手企業です。
売上高は、16兆1037億円です。
純利益は、5907億円です。
資源関連と非資源関連が強みです。
②伊藤忠商事は、総合商社第2位大手企業です。
売上高は、11兆6004億円です。
純利益は、5005億円です。
消費財関連が強みです。
③丸紅は、総合商社大手企業です。
売上高は、7兆4012億円です。
純利益は、2308億円です。
電力関連と食料関連が強みです。
④三井物産は、総合商社第4位大手企業です。
売上高は、6兆9575億円です。
純利益は、4142億円です。
資源関連とエネルギー関連が強みです。
⑤住友商事は、総合商社第5位大手企業です。
売上高は、5兆3392億円です。
純利益は、3205億円です。
通信とメディアが強みです。
国内の商社について
①豊田通商は、商社大手企業です。
売上高は、6兆7627億円です。
純利益は、1326億円です。
モビリティ関連が強みです。
アフリカ市場に海外進出をしています。
トヨタ自動車の子会社です。
②日鉄物産は、商社大手企業です。
売上高は、2兆5506億円です。
純利益は、232億円です。
鉄鋼関連と繊維関連が強みです。
日本製鉄と三井物産が出資しています。
③双日は、商社大手企業です。
売上高は、1兆8561億円です。
純利益は、704億円です。
航空関連が強みです。
東南アジアに海外進出をしています。
④長瀬産業は、化学品商社最大手企業です。
売上高は、8077億円です。
純利益は、201億円です。
食品素材関連が強みです。
⑤兼松は、商社大手企業です。
売上高は、7238億円です。
純利益は、166億円です。
電子と小型ロケットが強みです。