刺青の除去方法

タトゥーは、アートメイクよりも皮膚の深い部分に色素を入れます。

そして黒色、赤色、黄色、緑色などの様々な色が使用されています。

基本的に色素や深さが異なります。

職人が入れたパターンや素人が行ったパターンなどの多岐に渡ります。

つまり、刺青を取り除く事が難しくなります。

特に芸能人、スポーツ選手などの有名人だけではなく、

一般人や未成年者などもファッションも感覚で安易に入れ墨をするケースが多いです。

目次

刺青の除去方法について

刺青は、針などで皮膚に傷を付けて墨や煤などの色素で着色して描く彫り手法です。

別名は、入れ墨、タトゥーです。

海外は、簡単にタトゥーを入れてくる若者が少なくありません。

しかし、日本は入れ墨が人間を脅す道具として使用されてきた歴史があります。

刺青に対する印象が悪く、公衆浴場やプールなどの入場規制が残っている場所もあります。

 

刺青の除去は、時間や費用が多くかかります。

大きさ、色、部位などによって変わってくるからです。

一般的には、健康保険適用ではありません。

自費診療で行うので、高額になるケースがあります。

現在は、レーザー光線を利用した皮膚の真皮層に入った

刺青の色素を破壊して除去する治療が多いです。

特に青みがかかった黒色は、茶褐色のアザを取るレーザー光線に

反応するので比較的除去しやすい色です。

しかし、刺青が深い場合は、周囲と同等になりにくいです(1度では取れないからです)。

 

レーザー光の波長によって反応する色が違います。

波長が色素に合わない場合は、破壊が起こらずに効果が期待できません。

そしてレーザー光線は、適する色が決まっていて適していない色は取れません。

つまり、赤色、黄色、緑色などの多色は色々なレーザー機種を使用する必要があります。

さらに医療機関は、レーザー機器自体が高額なので複数の所有が難しいのが現状です。

しかし、現在はアートメイクで有名なピコ秒レーザーがあります。

多色彫り(黒色単一彫り以外です)は、医師に施術を受ける前にカウンセリングが必要です。

刺青の手術について

刺青が小さい場合は、切除して縫い縮める方法が多いです。

複数回に分けて切除する事も可能です。

例えば、背中一面の広範囲の場合は植皮術が必要です。

ちなみに植皮術は、全身麻酔をして入院します(費用と時間がかかります)。

植皮する皮膚を取った場所は、火傷の跡風の光沢がある傷跡が残ります。

 

刺青がある真皮部位を削り取って、そのまま上皮化させた傷跡で治療する削皮術があります。

色の種類や多さなどを問わず、治療が受けられます。

しかし、不規則に深部まで入っている入れ墨は、深くまで削ると治療が悪化します。

赤く凸凹に盛り上がるリスクが生じます。

いずれ赤みが薄くなりますが、傷跡が残ります。

つまり、切除と植皮をした方が治療の跡も綺麗に仕上がります。

 

切手大の皮膚を取ってきて、表皮細胞を人工的に2週間程度〜3週間程度培養して拡大すると、

削り取った傷跡に培養表皮を植皮する培養表皮法も注目されています。

刺青を入れる前の皮膚は現段階では難しいですが、

術後に目立ちにくい状態にする事が可能です。

しかし、培養にかかる費用が高額です(時間もかかるので誰でも受ける事ができません)。

別の場所から皮膚を採取する必要がないです(植皮です)。

 

最新医療では、刺青の入った皮膚を削り取った後に酸素を活用して表皮と真皮を分離します。

分離した表皮を培養表皮と同様に削った真皮上に植える手術もあります。

現在は、特別な医療施設で治療が受ける事ができます。

刺青の削皮術について

医療向けカミソリで色素の入った部位(基本的に表皮と真皮です)を削ります。

手術時間は、約1時間程度〜約2時間程度です(大きさによって異なります)。

 

①当日

患部を冷やして帰宅します。

シャワーは不可です。

 

②2日程度〜3日程度後

出血や浸出後、痛みが残っています。

受診して患部の消毒やガーゼの交換をします。

受診後からシャワーは可能です(患部は擦りません)。

 

③1週間程度〜2週間程度後

出血は減っていきます。

痛みは若干残っています。

受診して消毒やガーゼを交換します。

2週間程度後から入浴ができます。

 

④1ヶ月程度後、受診して様子を伺います。

必要に応じて自分で消毒やガーゼの交換をします。

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