【グルメ】クラゲに刺された人は要注意、納豆とアナフィラキシーについて【ハヤシマイル】
命に関わるアレルギーがあります。
全身の臓器に障害を引き起こすアナフィラキシーです。
特にアレルギーによるで症状は、様々です。
痒みを伴う皮膚症状や腹痛などもあります。
主な原因は、アレルゲン物質に触れるとすぐに症状が出るので分かりやすいですです。
しかし、遅れて症状が出るタイプもあるので、
何が原因か分からないまま過ごしている人も多いのが現状です。
実は、食物アレルギーの中で食べてからすぐに症状が出る即時型アレルギーと
数時間以降に遅れて症状が出る遅発型アレルギーがあります。
【グルメ】クラゲに刺された人は要注意、納豆とアナフィラキシーについて【ハヤシマイル】について
納豆とアナフィラキシーについて
遅発型アレルギー→納豆アレルギーです。
2004年、納豆摂取後に10時間以上経過して発症した
遅発性アナフィラキシーとして報告されています。
その後も複数報告されています。
そして納豆アレルギーは、納豆の原材料である大豆のアレルギーではなく、
納豆のネバネバの成分であるポリガンマグルタミン酸(PGAです)が原因で発症します。
ちなみに納豆アレルギーが遅発型アレルギーである理由は、
納豆菌によって生成するPGAの分子が大きく、
腸管から吸収されるサイズまで分解されるのに時間がかかるからです。
さらに、納豆をたくさん食べても納豆アレルギーになる訳ではないです。
納豆アレルギーになる人の特徴→クラゲに刺された経験がある人に多いです。
神奈川県横浜市立大学の研究調査データによると、納豆アレルギー患者の
80%(パーセントです)以上がクラゲに刺された経験があるサーファーやダイバーです。
さらにクラゲは触手に触れると、触覚細胞内にPGAを産生して、
浸透圧によって毒針を標的に突き刺します。
クラゲに刺された人は、PGAアレルギーになってPGAが多く含まれる納豆を食べると、
じんましんやアナフィラキシーなどを引き起こす事があります。
ちなみに納豆アレルギーを初めて報告した横浜市立大学の研究者は、
納豆アレルギーを発症した患者の1人が中華クラゲを食べて
アナフィラキシーを起こした事がきっかけで、クラゲに刺された事が
納豆アレルギーの発症メカニズムに関連している事を研究を始めました。
PGAの危険性→納豆と関係のない食品に保存料、
増粘量、旨み成分などとして広く使われています。
具体例は、冷やし中華のタレ、スポーツ飲料品、缶コーヒーなどに活用しています。
さらに化粧品、保湿剤、石鹸などに含まれていています。
クラゲに刺された経験がなくても、
PGAの刺激を繰り返す事で徐々に反応が大きくなる可能性があります。
このようにアレルギーがある人は、しっかり食品添加物を確認してから食物を口にしましょう。
ちなみに納豆アレルギーの有無は、専門性の高い皮膚検査で調べる必要があります。